ヴェルディから町田へ移籍したバスケス・バイロン。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

“異例の移籍”に海外記者も注目している。

 先日、J2で2位の東京ヴェルディから同首位のFC町田ゼルビアへ活躍の場を移したMFバスケス・バイロンの移籍は、小さくない反響を呼んだ。

 青森山田高時代に指導を受けた町田の黒田剛監督を慕っての決断だったとはいえ、昇格を争うライバル間の移行で、しかも直接対決の前にしたタイミングだったからだ。

 日本通として知られている、ブラジル大手メディア『globo』のチアゴ・ボンテンポ記者は、現地7月13日に掲載した記事の中で次のように言及している。

「町田は、2−2の引き分けに終わったダービー前夜に、ヴェルディの主力選手の一人であるチリ人ウインガーのバイロン・バスケスを獲得した。これはヴェルディファンの間で多くの物議を醸し、移籍する選手を応援するという典型的な日本のプロトコルに従う人々とそれを受け入れない人々に分かれた」

【動画】バスケス・バイロン加入記者会見
 同記者は、「バスケス自身が自身のSNSに動画を投稿し、その決断が自分にとっていかに難しいものであったか、彼の主な動機は青森山田高時代に彼を指導してくれた黒田監督と再び仕事をすることだったと説明した。多くの人はそれを受け入れられず、彼を激しく批判した」と指摘。次のような声が上がったと紹介している。

「悪役になりたいというのがあなたの願いなら、私は尊重します」
「史上最大の裏切り。二度とヴェルディのことを言うな」
「あなたのことが好きで、初めてスタジアムに行った娘にどう説明すればいいでしょうか?」

 Jリーグでは退団した選手に対して、ネガティブな反応が比較的少ないため、こうした非難は日本通記者に驚きを与えたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部