アルピーヌとロータス EVスポーツカー共同開発を断念 A110後継、独自開発へ
パートナーシップ解消 「友好的な決定」
アルピーヌとロータスは、新型EVスポーツカーの開発に関するパートナーシップを解消した。両社は2021年1月に覚書を交わし、新型車の「実現可能性」を調査することに合意していた。
【画像】ライトウェイト・スポーツカーという共通課題【アルピーヌA110とロータス・エリーゼを写真で見る】 全51枚
この新型EVスポーツカーは、アルピーヌA110の実質的な後継車と考えられてきた。

共同開発のEVスポーツカーは、A110の後継車と考えられていた。(画像は予想レンダリングCG) AUTOCAR
2023年5月22日に発表された声明の中で、アルピーヌは「ロータスとアルピーヌは、2年以上にわたって将来のEVスポーツカーのビジョンについて協力しており、両社の間に強い関係が築かれました」と述べている。
「MoU(了解覚書)に基づく協力と同様に、その結果は保証されていません」
「わたし達は、アルピーヌのスポーツカーを共同開発を断念することにしました。これは友好的に成立した相互の決定であり、わたし達は他の将来の機会について話し合いを続けていきます」
MoUのもと、新型EVスポーツカーは、アルピーヌA110の後継車およびロータス・エリーゼの精神的後継車とされる「タイプ135(社内コードネーム)」としてシャシーを共有する計画であった。
バッテリーセルをドライバーの後ろに垂直に積み重ねる構造も検討されていた。これにより、従来のスケートボード型のEVプラットフォームよりも低い位置にシートを配置できるとともに、ミドエンジンのスポーツカーのように重量物をシャシーの中心に置くことができる。
アルピーヌのローラン・ロッシCEOは、以前AUTOCARに次のように語っていた。
「ロータスとアルピーヌは、軽量で俊敏なスポーツカーを目指しながらも、明らかに重量を増やし、電動化するという同じ課題に直面しています」
「そのため、少なくとも上流では、そうした課題を一緒に考えるのは普通のことです。提携するかどうかはこれからですが、明らかにわたし達は同じ問題と同じ機会を共有しています」
アルピーヌは、2027〜2028年に発売予定の新型SUVについて、ロータスのプラットフォームの採用を検討中とされているが、今回のEVスポーツカーに関するパートナーシップの解消がどのような影響を与えるかはまだわからない。
