米議員団と会談の蔡総統、台米の強み生かした供給網の構築に期待

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(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は21日、台湾を訪問中の米議員団と北部・台北市の総統府で会談した。蔡氏は新型コロナウイルス収束後の挑戦に直面する中、台湾と米国はお互いの強みを生かし、強靭(きょうじん)な科学技術産業のサプライチェーン(供給網)を構築できると期待を寄せた。

議員団はロー・カンナ下院議員(民主党)ら4人で構成され、19日に訪台。23日まで滞在する。

蔡氏は、近年台米は科学技術や安全保障を含むさまざまな領域で交流を深め続けていると指摘。「台米科学および技術協力協定」(STA)に基づいた先端半導体設計・製造に関する協力や「台米科学技術・貿易・投資協力枠組み」(TTIC)による高速通信規格「5G」を使った通信や再生可能エネルギー分野での連携など、パートナー関係は絶えず強まっていると密接な関係を強調した。

また安全保障問題では軍事交流を引き続き強化させ、将来はより積極的に米国や民主主義パートナーとの協力に取り組み、権威主義の拡張と気候変動などの世界的な挑戦に対応すると意気込んだ。

カンナ氏らの訪台については実際の行動で台湾への支持を示したとして、台湾人民と政府を代表して感謝すると述べた。

カンナ氏は、訪台は米国と台湾が共有する民主主義と自由という価値観にコミットするものだと説明。すでに台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏と面会し、どのように科学技術分野を中心とした台米間の経済パートナー関係を深化できるか話し合ったと語った。また軍事や国防分野での関係も強化させたいと述べた。

(温貴香/編集:齊藤啓介)