「台湾海峡空中戦の英雄」と称された毛節盛さん=楊賢怡さん提供

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(台北中央社)中国人民解放軍が離島・金門島に砲撃を行った1958年の金門砲戦中に中国側のミグ17戦闘機1機を撃墜し「台湾海峡空中戦の英雄」と称された元軍人の毛節盛さんが昨年12月31日、米国カリフォルニア州オレンジ郡で病気のため亡くなった。90歳。

米ロサンゼルス在住の華僑を取りまとめる楊賢怡さんが4日までに明らかにした。空軍軍官学校(士官学校)で同期だった唐飛(とうひ)元行政院長(首相)が毛さんの家族に哀悼の意を伝えたとされる。

毛さんは1932年に国民党で重要任務を担っていた毛慶祥氏の次男として生まれ、空軍幼年軍校を卒業。49年に台湾に移住した。空軍軍官学校を卒業後、長年にわたり空軍で活躍。退役後はチャイナエアライン(中華航空)で教官となり操縦士の育成に当たった。

毛さんは金門砲戦前の54年5月にもミグ15戦闘機1機を撃墜している。楊さんによると、毛さんは生前「空に上がったら、怖がってはいけない。怖がった時には、撃ち落されている」と語っていたという。

(林宏翰/編集:齊藤啓介)