「青森県フェア」のメディア交流会に出席した三村申吾知事(右から3人目)ら=15日、台北市

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(台北中央社)青森県の三村申吾知事が11日から台湾を訪問している。3年ぶりの訪台でさまざまな人と交流したという三村知事は「会うのは素敵」と台湾の人々との久々の対面での交流に喜びを示し、来年秋以降の定期直行便再開を目指す考えを明らかにした。

15日に台北市内の飲食店で行われた「青森県フェア」のメディア交流会に出席した後、中央社のインタビューに応じた。

青森県は今年の台湾ランタン祭りに出展したのをはじめ、台湾側とオンラインでやり取りを積極的に行うなど、新型コロナウイルス下でも交流を続けてきた。それでも、実際に会えないことで関係がどうしても細くなってしまった現状に触れ、今回の訪台の狙いは、関係の「再マッチング」だと三村知事は話す。

今回のトップセールスでは、同県から約60人が相次いで訪台。18日までの日程でリンゴや教育、交通・航空、観光などの分野での関係強化を図る。青森県にとっては台湾はリンゴの輸出先で1位であり、輸出額は100億円規模に上るなど経済分野で深い交流がある。観光や教育分野でのつながりも強く、特に教育交流は「圧倒的」だと三村知事は話し、台湾との関係を重視する姿勢を示した。

今後の台湾との交流の目標について、三村知事は「なんと言っても定期便」と強調する。台湾―青森間の直行便はコロナ前の2019年7月にエバー(長栄)航空が就航させ、週5往復が運航されていたが、2020年2月に運休になった。三村知事は15日午後に同航空を訪問し、運航再開を強く働き掛ける。桜のシーズンに合わせ、来年4月にチャーター便の運航が予定されていることも明かした。三村知事は「次のウインターは(定期便再開を)目指したい」と述べた。県職員によれば、来年秋以降のできるだけ早い時期の定期便再開を目標にしているという。

12日に訪れた南部・高雄市内の中学校では、生徒や歴代の校長、保護者などから大歓迎を受けた。三村知事は「涙が止まらなかった」と明かし、「そんなに待っていてくれてありがとう」と胸がいっぱいになったという。「会うってどれほど素敵なことなのか。会うということがどれほどぜいたくなことなのか。だからみんな旅をするのかと改めて感じた」と対面できることの喜びをかみ締めた。

(名切千絵)