一風堂のラーメンをロボット自販機が調理、Pepperと配膳ロボットが連携 注文、調理、配膳、決済まで完全自動化めざす ソフトバンクロボティクスのRI戦略

ソフトバンクロボティクスの「新プロダクトと新戦略」発表するソフトバンクロボティクスグループ株式会社 代表取締役 冨澤文秀氏


「調理ロボット自販機」が初めて公開された。Pepperとも連携

また、新戦略の発表に合わせて、自動配膳ロボットのラインアップを拡大することを発表した。従来から提供している「Servi」と「Keenbot」に加えて「Delivery X1」と「T8」(検討中)を市場投入していく予定だ。

●複数のロボットが連携、データと知見が蓄積して付加価値を増す
デモは、人型会話ロボット「Pepper」と新開発の「調理ロボット自販機」、自動配膳ロボット「Servi」がシステム連携して、ラーメンを受注して調理、自動配膳ロボットでテーブル席まで商品を運ぶシステム。これはクラウドロボティクスの技術を活用し、決済システムなどと連携するシステムを想定したもの。人型ロボットの「Pepper」は注文を受けて反応したり、調理をしている間に場を盛り上げ、自動配膳ロボットを呼び込んだりと、エンタメ要素を演出していた。

人型会話ロボット「Pepper」(左)と、新開発の「調理ロボット自販機」(中央)、自動配膳ロボット「Servi」(右)のシステムが連携して、受注から配膳までを全自動化を目指す

「調理ロボット自販機」を他のロボットと連携して自動化を進めるのが、ロボットインテグレーター(RI)としてのポイント

このシステムは「一風堂」とコラボレーションにより実現したもの。デモでは顧客がテーブル席からスマホを操作してラーメンを注文すると、「調理ロボット自販機」がその情報を得てラーメンを作り始め、できあがったラーメンを自動配膳ロボット「Servi」がテーブルまで運ぶというもの。
「調理ロボット自販機」の第一弾は「博多 一風堂」とのコラボとなる。

今後もコラボ展開は拡大していく予定としている。

なお、今回のデモでは「調理ロボット自販機」から自動配膳ロボットへ食事を移す作業はスタッフがおこなったが、将来はこの作業部分もロボットハンドによって行われるようになるという。
●デモの流れ
まず、来店客がテーブル席からスマートフォンのアプリを使ってラーメンを注文する。注文はネットワークでサーバに通知され、Pepperや「調理ロボット自販機」に送られる。

注文を受けたことを検知したPepperはそれに反応して、ラーメンを作り始める。実際に作るのは「調理ロボット自販機」だが、Pepperは調理時間に場を盛り立てる役を担っている。


数分でラーメンができあがる。その時点でPepperが自動配膳ロボット「Servi」を呼ぶ。


調理ロボット自販機は、やってきた自動配膳ロボットに料理を渡す。ロボットハンドでの自動化が予定されているが、デモではスタッフがラーメンをServiに置く。

自動配膳ロボットは注文したテーブル席まで料理を運んでいく。

顧客は料理を受け取って、ラーメンを食べる。


■公開された「ロボットインテグレーション(RI)」のデモ:
なお、ロボットハンドの採用(搭載)を含めた、ソフトバンクロボティクスが考える、注文・決済システム、調理ロボット自販機と自動搬送ロボットの連携による完全自動化の流れの動画はこちら。

ロボットハンドで調理ロボット自販機から自動配膳ロボットにラーメンを移動するイメージ
■動画 複数ロボットとシステム連携による飲食業の完全自動化の流れ:
●本稼働は来年初頭を予定
「調理ロボット自販機」は渋谷の「Pepper PARLOR」に設置してデモが公開された。2日程度はここに置かれているが、その後は撤去され、本格サービスは来年初頭からを予定している。
なお、今回は提供するメニューに2種類のコラボ商品「渋谷ペッパー家」と「野菜マシマシ豚ペッパー」が発表されたが、実際のリリース時にはメニューが増える予定だ。

渋谷ペッパー家

野菜マシマシ豚ペッパー
