23日(金)午前9時、室戸岬の南約300キロで、台風15号「タラス」が発生しました。この台風は次第に北上し、西日本から東日本の太平洋側へ、かなり接近する見込みです。

台風15号「タラス」発生

23日(金)午前9時、室戸岬の南約300キロで、台風15号「タラス」が発生しました。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sです。

北緯30度以北で台風発生が発生したのは、2019年(3号)以来3年ぶりです。

台風15号は今後、北よりに進み、本州付近で進路を東よりに変える予想です。

この台風15号や、周辺の湿った空気により、近畿や東海、関東甲信を中心に、三連休は大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要です。

台風の名前

「タラス」は、フィリピンが用意した名前で「鋭さ」という意味です。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。