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内海さんの身を賭した若手指導!

本日はお出掛けの記録です。行ってまいりました、プロ野球埼玉西武ライオンズの試合に。「ゴールデンウィーク最後の週末なのに西武ドームくんだりですか…」と思われるかもしれませんが、大きなお世話サマーであります。僕にはちゃんとお目当てがあるのです。源田壮亮さんグッズの転売…ではなく、ビッグボス新庄剛志さんを見ようと思ったのです。

「ゴールデンウィークはやっぱりビッグボスだろ!」とビッグボスを見るのに都合のいい試合を探したら、たまたま西武だったので仕方なく西武に行った…とまぁ、そういう流れでのお出掛けです。この日の組み合わせがビッグボスVS佐々木朗希さんなら絶対そっちでしたからね。どうせならそっちがよかったですが、しょうがないですよね。

↓本日はゴールデンウィークなのに空いていたので入場も大変スムーズでした!


↓入場時には武蔵野銀行さまからサコッシュをいただきました!

絶対に転売してはいけない想いの詰まったサコッシュです!

ちなみに、メルカリ実勢価格は500円程度で大量に売れ残っていました!



ビッグボス目当てでやってきた不届きな西武ファンの僕ですが、野球観点でも胸躍るような気持ちで試合を迎えていました。この試合で西武・内海哲也さんが今季初先発を迎えるというのです。先日40歳になった内海さんが先発投手として勝利すれば「40代での先発勝利」は実に37年ぶりの出来事だとのこと。そしてこの日は、5回まで投げ切れば通算2000投球回も達成となるメモリアルな登板です。これは応援するしかありません。

スタメン発表に沸き立つ場内。ブルペンでウォームアップをする内海さんには大きな拍手が送られます。流れる内海さんの登場曲「PRIDEのテーマ」。ダンダンダダンの音にあわせて揺れる場内には、「今日は絶対に勝とう」という気持ちがみなぎっています。このときはまさか、あんなことになるとは思いもしませんでしたが…。

↓本日の先発は内海哲也さん!


↓グラウンドに入るときに一礼する内海さん。


↓マウンドに上がるときにも一礼する内海さん。


立ち上がり、内海さんは快調です。伸び上がる大きなワインドアップから投じる多彩なボールは、球速こそないものの力強く、日ハム打線を手玉に取ります。初回三者凡退、2回もノーヒット。アウトカウントが増えるたびに内野陣とハンドサインで確認し、ベンチに引き上げる際にはリードする若い捕手や内野陣を気に掛ける様子も見せる内海さん。立ち振る舞いすべてに「お手本」感があふれています。この人を勝たせたいという想いで、きっと若手も燃えることでしょう(※編集部注:あとで悪い意味で燃えました)。

かつて完全試合を見殺しにしたこともあるなど、記録がかかる試合にたびたび沈黙することで広く知られる西武打線ですが、さすがにこの日は沈黙では終わりません。内海さんの好投にそろそろ応えたい3回裏、先発捕手の古賀さんがプロ初安打で出塁すると、ひとり倒れたあとにもう1本安打が出て二死一・三塁のチャンスを築きます。際どいタイミングながらも三塁まで果敢に進んだことが活き、ここで何と日ハム側の暴投が飛び出して、西武は1点を先制しました。内海さんの勝利に一歩前進です。

さらに、つづく4回裏には主砲・中村剛也さんにプロ通算444号ホームランが飛び出し、リードを2点に広げます。長嶋茂雄さんの本数に並ぶメモリアルなアーチ、これは勝利への予感もグッと高まるというもの。すでに心のなかには投打のヒーローとして内海さんと中村さんが並んでお立ち台に立つ姿が広がっています。巨人の試合結果如何では、スポーツ報知の1面もあるんちゃうかとまで想像は広がりました。

2点のリードをもらった内海さんは4回までゼロを並べて節目の5回へ。巨人時代の仲間である日ハム・宇佐美さんに一発を許しますが、しっかりと5回を投げ終えました。これで通算2000投球回達成、しかも勝ち投手の権利も手にしました。何と理想的な展開であることか。これぞゴールデンウィークのエンタメです!

↓内海さん2000投球回達成おめでとうございます!

↓結果を知ってから見るとすごく悲しく感じるお祝いが行なわれました!

ベンチに下がった内海さんは首脳陣と握手をしてお役御免!

あとは「俺達」にお任せください!



「あとは俺達にお任せください」というフレーズに漂う死亡フラグ感。ロクなことになる気がしない伝統芸感。理想的な展開で半分を終えた試合が、このあとあんなことになろうと誰が予想したでしょうか(※わりと想定内の事態説もあるが…)。ここからはまるで集団嫌がらせのように試合の流れは反転逆流していきます。

6回表、内海さんからバトンを受けた2番手・平井さんは、先頭打者に初球クリーンヒットを許して早速ノーアウトの走者を出します。「もう試合壊れそう」「積極的に壊してにきてる感じ」「6回も内海さんではダメだったんか?」と客席もザワつく不穏な空気のなか、つづく日ハム・松本さんの打席で決定的な出来事が起きます。

ここで松本さんは送りバントを試みたのですが、内容としては失敗バントでした。勢いよくピッチャー前に転がったボールを、ピッチャー平井さんが自ら捕球して二塁に送球します。タイミングとしては完全にアウト。しかし、ビッグボスはすぐさまリクエストをします。リプレイで見ると、グローブ転売に胸を痛めた源田壮亮さんに代わってショートに入っていた西武・中山さんがボールをしっかり捕球せずにポロリしているではありませんか。

「捕球してからポロリ」ではなく、キレイにグラブのなかでボールが跳ね返ってのポロリ。見逃す審判もいかがなものかとは思いますが、プロがこんな落とし方をするとはさすがに想像しなかったのでしょう。これではアウトは取れません。西武ファン側からも観念したような唸り声が漏れ、判定はセーフへと覆りました。これで無死一・二塁、もはや内海さんの勝利は風前の灯です!

↓「ただいま、ビッグボスよりリクエストがありました」を見られたのはラッキーでした!


↓集まったところで何の解決策も持たない烏合の衆。


「内海さんの勝ちが消えてしまう…」という恐怖なのか、あるいは「それどころじゃない」ということなのか、もはやワケがわからなくなってきた若手選手たち。無死一・二塁からは「相手がバント空振り(たぶんワザと)⇒二塁走者が飛び出す(フリ)⇒捕手が二塁に送球⇒その間に二塁走者は三塁に到達」という、間抜けダマしのようなプレーも飛び出します。

「どうして二塁に投げたの?」「素直なの?素直に引っ掛かったの?」「また同じことやられたらどうする?どうする?」で2時間くらい野球問答ができそうなプレーでピンチを広げた西武は、緊張が決壊するようにタイムリーヒットと犠牲フライで2点を失いました。これで一気に逆転。内海さんの勝ちを消したばかりか、試合そのものも引っくり返されました。

逆転されてからじっくり考えると、我が方の勝ち筋はもうほとんどありません。負傷欠場が重なったことで打線の層は薄く、6番・7番・8番・9番・1番はほとんどヒットを打てる気配がない選手たちで構成されています。「打線の半分以上が安牌」という驚きの状態。2番から都合よく始まって4番と5番で試合を決めるという形でしか点が入りそうにありません。

これでは仮にそういう形になりかけても、申告敬遠でもされたら安牌が出てきて自動アウトで終わりです。あとは相手側が「勝手に四球で失点する中継ぎ」でも出してくれるかどうかくらいですが、ビッグボスの継投は手堅く、5回以降はノーヒットに抑え込まれました。理想的な展開から、逆理想的な展開での完敗。ゴールデンウィークの終わりを迎える悲しさがよく似合う、そんな一戦でした!

↓2軍の試合に出てそうな選手たちで、2軍の試合でやりそうな試合をしました!

とまぁ、なかなかにヒドイ試合ではありましたが、それでも救われる想いがしたのは、イニングを終えるたびに内海さんがベンチから出てきて選手たちを励ます姿が見られたことでした。自分のメモリアル勝利が消されたからといって、内海さんは荒れることも腐ることもありません。ただひたすらに、チームの勝利のために、マウンドを降りてもなお内海さんは戦っていたのです。選手として、コーチとして、人間として。何と立派なお手本であることか。

結果として試合には負けましたが、それはチーム全体でのこと。無援護で完全試合を逃した投手が失敗ではないように、チームが逆転されて勝利を逃した投手もまた失敗ではありません。この日のような登板をしてくれれば、どこかで勝利もついてくるでしょう。40歳でも勝てる。40歳でも野球に一生懸命になれる。そういう姿を西武のみならず野球界全体に見せて欲しいなと思います。選手として、コーチとして、両方でそんな姿を見せられるのが「兼任コーチ」という特別な存在ですからね!

↓次こそは味方が27点取って内海さんに勝ちをつけるように!

内海さんの2000投球回達成を見て、

中村剛也さんの444号を見て、

ビッグボスのリクエストを見て、

落球とかいろいろを見たのですから、

総じて悪くないお出掛けでした!

この試合を糧にして、今後の大活躍で内海コーチに恩返ししてくださいね!