世界のスマホは面白い! 山根博士のエンガジェット歴代記事ベスト10
エンガジェット日本版がいよいよクローズとなってしまいます。筆者は記事を書くこと約7年、執筆数は500本を超え、コンスタントほぼ毎週1本の記事を書いた計算となります。この間「いかに海外には面白いモノがあるか(主にスマホ)」を考え記事を書いてきました。
香港在住の筆者は普段から海外市場を見ていることもあり、取材の対象もほとんどが海外メーカーです。そのため日本の読者にはなかなか興味をもっていただけない記事もよく書きました。時には編集長に「まあまあ、これは数年後にバズるから」となだめてマイナーなネタも書かせていただいたものです。
とはいえ海外ならではの夢のあるようなデバイスもよく取り上げたと自負しています。たとえばこの「プロジェクター内蔵スマートウォッチ」。発売されていたら読者の方はみなさん買ったんじゃないかな、と思えるほどわくわくさせてくれる端末でした(結局製品化はされませんでした)。過去の記事を振り返っても、個人的にはこれが「ベストデバイス」だと思っています。
手や壁がディスプレイになる!プロジェクター内蔵スマートウォッチが登場:CES2018

それでは筆者の書いた6年間の記事のうち、どんな記事がよく読まれたのでしょうか?ベスト10と合わせ、ワーストもいくつか紹介したいと思います。
山根博士執筆記事ベスト10(2016年ー2022年)
1位:やりすぎスマホ「ZenFone 6」はASUSがすべてをつぎ込んだ最終兵器だ

自分が書いた歴代の記事の中で、まさかASUSが1番になるとは予想もしていませんでした。カメラが回転するギミックが面白いこともありますし、日本でも発売された、ってことで「変なガジェット」「日本で買える」あたりが興味を引いたのかな、と思います。
2位:シャオミ「Mi Band 6」の意外な使い道 大画面化やSpO2測定だけではない魅力
3位:ドコモ5Gをさっそく使ってわかった5Gの現実とこれから
2位のシャオミバンドは香港ですぐに入手できるというメリットを生かして、日本の方にいち早く新製品の情報をお届けしました。3位のドコモ5Gもサービスインと同時にGalaxy S20を購入して「ギガ」を体験。日本の情報ですがこれも動きの速さがアクセス数に結びつきました。
4位:BALMUDA Phone の実機を触って即買いした理由
5位:アップルが「iPhone SE2」を春に、「5G版 iPhone」を秋に発売する明白な理由が見えてきた
4位のBALMUDA Phoneは市場の多くの反応とは異なる内容だったことからかかなり読まれたようです。「端末もらったんだろう」とか言われましたが、今でも24回払いの最中ですw そして5位のiPhoneネタは筆者としては珍しいのですが、四半期ごとの出荷台数の考察を交えたのが読まれた理由でしょうか。
6位:Galaxy S10は背面も光る!純正の「LEDカバー」を試してみた
7位:クレーンゲーム景品の「Bluetooth子機」が実はケータイだった!香港でSIMを入れて使ってみる

6位以下は海外ネタ。Galaxyのカバーは新製品が出るたびに韓国に行ってよく買ったものです。7位のクレーンゲームの景品は、日本では技適の関係でBluetooth子機にしか使えないものの、実はGSMのモデムが乗ったフィーチャーフォンで、香港で実際に通話テストしてみたというもの。日本でできないことを海外でやるという体当たり記事でした。
8位:折りたたみスマホ3機種を直接比較、一番使いやすい製品はどれなのか

CES2020で3機種を比較。当時は折りたたみスマートフォンが珍しく、市場に出ている3機種すべてを比較したことでよく読んでいただきました。
9位:約3万円でスマホをPC化。キーボード付きの外部モニターが魅力的
10位:ファーウェイMate Xの実機を触ったら興奮して何もできなかった!
8位の記事では冷静に3機種を比較していますが、最初にファーウェイのMate Xを触った10位の記事は、取材中興奮してしまいきちんとした写真がほとんど撮れなかった記憶があります。ということでこちらの記事は触って興奮しているところを取った動画となりました。まあそれほどまでにわくわくさせてくれる端末でした。
さて次に「ワースト」を紹介する前に、筆者の思い入れのある記事を2つ紹介します。本当は5つ、いや10個、いやいやもっとあるのですが、中でも個人的に気に入っているものを厳選しました。
手のひらサイズのミニスマホ「Palm」をアメリカで買ってみた

日本で入手しにくい端末を実際に買ってみたレポ。マイナー系の製品は他のメディアでは取り上げにくいこともありますが、エンガジェット編集長は暖かく掲載を受け入れてくれました。
イエデンワや激安スマホもある、東南アジアの「スマホ秘境都市」ヤンゴンの楽しさ

海外取材や旅行中に立ち寄った現地のスマートフォン屋巡りの記事。ミヤンマーは今や再び渡航しにくい国になってしまいましたが、ヤンゴンには「スマホ通り」があり、進出したての中国メーカーや謎端末などがいろいろ売っていたものです。そんな現地のレポートでした。
それでは6年間で読まれなかった記事を紹介します。決して製品に問題があったわけではなく、筆者の伝え方が悪かった、あるいはタイミングが合っていなかった、と考えています。ワーストは順位はつけにくいため、2つだけここでご紹介します。
超ハイスペックなスマホを次々に投入、急速に存在感を強める中国の星「LeEco」

LeEchoを覚えている方はもういないかもしれません。すい星のように現れ消えていったメーカーです。ハイスペック&高品質なスマートフォンを一気に投入して一時は話題となりました。記事は展示会取材内容だったため端末の写真が少なく、そのためあまり読んでいただけなかったか、それともLeEchoがまだマイナーすぎて掲載時期が早すぎたのかもしれません。
アルカテルPULSEMIX用交換カバー「SNAPBAK」はMoto Modsばりの合体アイテム。いずれBlackBerryも合体に?!:CES 2018

通知等により背面カバー全体に埋め込まれたLEDが光るアルカテルのスマートフォン「PULSEMIX」のネタ。これも展示会記事で光っている写真があまりなかったことと、そもそもアルカテルのスマートフォンが日本で勢いをなくしていた時期だったことが敗因だったのでしょう。カバーそのものは楽しい製品なんですけどね。
以上、筆者の「海外には面白いモノがたくさんある」という思いは、エンガジェット日本版を通してうまく読者に伝えられたと思います。7年間、ありがとうございました。
