流通総額7,845億円超! 「メルカリ」取締役会長・小泉文明が見据える未来「物流にも参入していきたい」
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DIGITAL VORN Future Pix」。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。12月11日(土)の放送は、株式会社メルカリ取締役会長の小泉文明(こいずみ・ふみあき)さんをゲストに迎え、お届けしました。

◆創業年に「メルカリ」参画
小泉さんは早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBC にてミクシィやDeNA などのネット企業のIPO (新規公開株)のアドバイザー業務を担当。2006 年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFO 就任。2013 年より株式会社メルカリに参画し、2019 年9 月に取締役会長就任。また、2019 年8 月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長を兼任しています。
小泉さんがメルカリに参画したのが創業年とあって、まだ社員が10人程度、フリマアプリ「メルカリ」の利用者もそれほど多くはありませんでした。しかし、「このサービスが、当時の『mixi』を超えるような多くの人に利用されるサービスになると可能性を感じ、“これは自分でやるしかない”ということで入社しました」と経緯を語ります。
2021年6月期におけるフリマアプリ「メルカリ」の国内流通総額は、前年比25%増の7,845億円とコロナ禍もどこ吹く風。出品数も増加傾向にあり、「家の雰囲気を変えて気分を変えようと断捨離をするためだったり、(リモートワークの)スペースを作るために整理をするため、という利用がものすごく増えた」と成長の背景を推察します。
また、これまではアパレルの出品が多かったものの、外出機会が減った影響もあり、最近では比率が減少。対して、「ゲームや本、子どものおもちゃなど、家のなかで楽しめるようなエンタメっぽいものが増えた」と小泉さん。このように、世の中のニーズが顕著に反映されるのも特徴で、現在はクリスマスのデコレーション関連の品々が数多く出品されていると言います。
◆今後は、物流もテコ入れしたい
メルカリ創業以降、フリマアプリ「メルカリ」のほか、決済サービス「メルペイ」を展開。これにより、不要なものをメルカリで売った売上をショッピングのときにメルペイで決済し、買ったものが不要になったら、またメルカリに出品するというリユースのサイクルを構築。
さらには、今年の10月7日(木)よりメルカリ内にショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops(ショップス)」が本格スタート。スマートフォン1つでネットショップがオープンできる手軽さが好評で、「ほとんどの機能はメルカリと同じですが、在庫管理や出品を手軽にしたので、野菜やハンドメイドなど、セミプロの方やプロだけどそこまでガッツリECの運営をやっていない人たちにも、けっこう利用していただいている」と手応えを語ります。
そして、「今後は、物流もテコ入れしようと思っている」と小泉さん。というのも、現在、コンビニエンスストアで扱っている宅配数のおよそ8割をメルカリの発送が占めており、「全体の物流サービスのなかでも、メルカリが約5%から10%を を占めて きている。これにより(物流業界の方々に)負荷をかけてしまっていますし、(メルカリの取引が)年間25 % 伸びているので、このままだと物流のキャパシティの問題が出てきてしまう。物流パートナー と連携しながらにはなるが、もっと便利に出品できて配送してもらえるように、そこまで参入していきたい」と展望を語ります。
◆世界中で売買ができる世の中に
メルカリは、創業した翌年の2014年にアメリカへ海外進出。現在は、月間461 万人 がアクティブに利用し、流通総額も月間100億円を超えるなど「ようやく大きくなってきた印象」と小泉さん。
通常であれば、日本からの海外進出となると近場のアジアを視野に入れがちですが、「アメリカは人種のるつぼでいろいろな方がいらっしゃるので、アメリカで成功するとグローバル展開しやすい。アメリカは一番大きいマーケットなので、かなり初期から参入しようと考えていた」と意図を説明します。
また笹川から、どのように優秀な人材を集めているのかを問われた小泉さんは、「優秀な人は、報酬よりもそこで得られるノウハウや知識、学びたい欲求が強い」と回答。もちろん、業務に見合う高い報酬を支払ううえで「どちらかというと、どういうエンジニアがいて、どういう技術を使っていて、メルカリに入ると何が学べるのか、その人の人生にどういう影響を及ぼすのか、という話をよくしていました」と補足します。
そして、アメリカでの事業も軌道に乗り始めており、小泉さんによると、現在は台湾や中国などアジアでも越境販売 を開始。「アジアだけでなく、ヨーロッパでもやりたい。アメリカ(の事業規模)が徐々に大きくなってきたので、次は違う国での着手もあるのかなと準備をしています」と前を向きます。
そして、ゆくゆくは国を介しての取引の可能性についても言及。「(出品や取引の際の)言語は自動翻訳でほとんど問題ないので、物流コストが一番の問題になると思う。物流コストさえ下がれば、世界中で売買がフラットにできるような世の中ができてくるのではないか」と未来を見据えていました。
次回12月18日(土)の放送も、引き続き小泉さんをゲストに迎え、お届けします。小泉流の仕事の流儀や信条、小泉さんが見据えるデジタル・テクノロジーが変える未来についてなど、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!
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聴取期限 2021年12月19日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00〜20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/

(左から)笹川友里、小泉文明さん
◆創業年に「メルカリ」参画
小泉さんは早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBC にてミクシィやDeNA などのネット企業のIPO (新規公開株)のアドバイザー業務を担当。2006 年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFO 就任。2013 年より株式会社メルカリに参画し、2019 年9 月に取締役会長就任。また、2019 年8 月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長を兼任しています。
小泉さんがメルカリに参画したのが創業年とあって、まだ社員が10人程度、フリマアプリ「メルカリ」の利用者もそれほど多くはありませんでした。しかし、「このサービスが、当時の『mixi』を超えるような多くの人に利用されるサービスになると可能性を感じ、“これは自分でやるしかない”ということで入社しました」と経緯を語ります。
2021年6月期におけるフリマアプリ「メルカリ」の国内流通総額は、前年比25%増の7,845億円とコロナ禍もどこ吹く風。出品数も増加傾向にあり、「家の雰囲気を変えて気分を変えようと断捨離をするためだったり、(リモートワークの)スペースを作るために整理をするため、という利用がものすごく増えた」と成長の背景を推察します。
また、これまではアパレルの出品が多かったものの、外出機会が減った影響もあり、最近では比率が減少。対して、「ゲームや本、子どものおもちゃなど、家のなかで楽しめるようなエンタメっぽいものが増えた」と小泉さん。このように、世の中のニーズが顕著に反映されるのも特徴で、現在はクリスマスのデコレーション関連の品々が数多く出品されていると言います。
◆今後は、物流もテコ入れしたい
メルカリ創業以降、フリマアプリ「メルカリ」のほか、決済サービス「メルペイ」を展開。これにより、不要なものをメルカリで売った売上をショッピングのときにメルペイで決済し、買ったものが不要になったら、またメルカリに出品するというリユースのサイクルを構築。
さらには、今年の10月7日(木)よりメルカリ内にショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops(ショップス)」が本格スタート。スマートフォン1つでネットショップがオープンできる手軽さが好評で、「ほとんどの機能はメルカリと同じですが、在庫管理や出品を手軽にしたので、野菜やハンドメイドなど、セミプロの方やプロだけどそこまでガッツリECの運営をやっていない人たちにも、けっこう利用していただいている」と手応えを語ります。
そして、「今後は、物流もテコ入れしようと思っている」と小泉さん。というのも、現在、コンビニエンスストアで扱っている宅配数のおよそ8割をメルカリの発送が占めており、「全体の物流サービスのなかでも、メルカリが約5%から10%を を占めて きている。これにより(物流業界の方々に)負荷をかけてしまっていますし、(メルカリの取引が)年間25 % 伸びているので、このままだと物流のキャパシティの問題が出てきてしまう。物流パートナー と連携しながらにはなるが、もっと便利に出品できて配送してもらえるように、そこまで参入していきたい」と展望を語ります。
◆世界中で売買ができる世の中に
メルカリは、創業した翌年の2014年にアメリカへ海外進出。現在は、月間461 万人 がアクティブに利用し、流通総額も月間100億円を超えるなど「ようやく大きくなってきた印象」と小泉さん。
通常であれば、日本からの海外進出となると近場のアジアを視野に入れがちですが、「アメリカは人種のるつぼでいろいろな方がいらっしゃるので、アメリカで成功するとグローバル展開しやすい。アメリカは一番大きいマーケットなので、かなり初期から参入しようと考えていた」と意図を説明します。
また笹川から、どのように優秀な人材を集めているのかを問われた小泉さんは、「優秀な人は、報酬よりもそこで得られるノウハウや知識、学びたい欲求が強い」と回答。もちろん、業務に見合う高い報酬を支払ううえで「どちらかというと、どういうエンジニアがいて、どういう技術を使っていて、メルカリに入ると何が学べるのか、その人の人生にどういう影響を及ぼすのか、という話をよくしていました」と補足します。
そして、アメリカでの事業も軌道に乗り始めており、小泉さんによると、現在は台湾や中国などアジアでも越境販売 を開始。「アジアだけでなく、ヨーロッパでもやりたい。アメリカ(の事業規模)が徐々に大きくなってきたので、次は違う国での着手もあるのかなと準備をしています」と前を向きます。
そして、ゆくゆくは国を介しての取引の可能性についても言及。「(出品や取引の際の)言語は自動翻訳でほとんど問題ないので、物流コストが一番の問題になると思う。物流コストさえ下がれば、世界中で売買がフラットにできるような世の中ができてくるのではないか」と未来を見据えていました。
次回12月18日(土)の放送も、引き続き小泉さんをゲストに迎え、お届けします。小泉流の仕事の流儀や信条、小泉さんが見据えるデジタル・テクノロジーが変える未来についてなど、貴重な話が聴けるかも!? どうぞお楽しみに!
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聴取期限 2021年12月19日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DIGITAL VORN Future Pix
放送日時:毎週土曜 20:00〜20:30
パーソナリティ:笹川友里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/
