右肩上がりだったフェス市場は深刻な落ち込みに

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 ぴあ総研が16日、2020年の音楽ポップスフェス市場に関する調査結果を公表した。市場規模は前年の330億円から97.9%減(323.1億円減)の6.9億円、総動員数も同295万人から96.8%減(285.7万人減)の9.3万人と激減した。

【グラフ】10年間の音楽ポップスフェス市場規模と動員数の推移

 本調査は2020年1月〜12月に開催された音楽ポップス分野のフェスティバル形式(同時間帯に複数アーティストが出演する形式)のイベントが対象。チケットの販売額を推計したもので、オンラインライブは含まれていない。

 2013年以降右肩上がりで、2019年は市場規模330億円(動員数295万人)まで伸長していた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、2020年2月26日の政府からの要請で全国的なイベントなどの中止・延期・規模縮小が相次いだ。

 同年5月以降は、イベント開催の人数制限が段階的に緩和されたものの、全国的・広域的なお祭りや野外フェスなどについては、開催そのものの制限が9月18日まで続き、その後も十分なソーシャルディスタンスを確保しての開催となったことから、音楽ポップスフェス市場への影響は、苦境の続くライブ・エンターテインメント市場のなかでも甚大なものとなっている。