Oculus Quest 2、無線でPC VRを遊ぶAir Link実現。物理キーボードのトラッキングや120Hzも対応
VRヘッドセット Oculus Quest 2 が新機能を一挙に発表しました。近日配信のv28ソフトウェア・アップデートでは、
無線でPC VRが楽しめる Oculus Air Link
現実の机をトラッキングしてVRの仮想机と対応
現実の物理キーボードと手をトラッキングして、VR内で打鍵
ゲームなど一部のアプリ向けに120Hzリフレッシュレート有効化
といった機能が利用できるようになります。

Oculus Air Link
Oculus Air Link は、PCに接続してPC専用のVRアプリを利用する Oculus Link の無線版。
当初は有線でも高価な高速ケーブルが必要などハードルの高い機能でしたが、ストリーミングのソフトウェア最適化が進み付属の充電用ケーブルでも利用できるようになり、ついには無線接続を実現しました。
Air Link の利用には有線版 Link よりも要件が厳しく、セキュアで高速なWiFiネットワークと、理想的にはWiFiルータから6メートル以内にプレイエリアを設定する必要があります。
v28ソフトウェアアップデートではQuest側・PCのOculusアプリ側で実験機能としてAir Linkを有効化できるようになり、ビットレート設定なども選べるようになります。
Oculus ではもっとも安定して高い画質のためには有線のLinkを、高速な無線ネットワークが利用できる場合は利便性が高い Air Link もオプションとして提供すると説明しています。
リアル机とキーボードトラッキング
Oculus Home環境で仕事ができるようにする Infinite Office にも大きなアップデートが加わります。まず机のトラッキングは、現実の机や平面の位置を Oculus Home 側でプレイエリアの中に認識して、仮想のデスクを重ねる機能。
VR空間でもリアルのデスクが見え、ぶつからずに利用できるようになります。Oculus Quest はすでにリアルのソファや椅子のトラッキングに対応しており、VR内に居ても現実の部屋のソファが見え、座ると着座モードに切り替える機能を提供しています。
キーボードのトラッキングは、対応した物理キーボードを認識して、ユーザーの指の動きも表示することで、VRヘッドセットを着けたままキーボード操作を実現する機能。キーボードとQuest の接続自体はBluetoothを使います。
当初はロジの K830 キーボードにのみ対応しており、将来的に対応機種も拡大する計画です。キーボードのトラッキングには明るい部屋で、明るめの机などにキーボードを置くことが推奨されています。
Oculus Quest はすでにコントローラを持たない手のトラッキングに対応しており、指の動きを使った操作も可能でした。今回のアップデートではサイズやキーの位置をあらかじめ把握した対応キーボードをトラッキングして、ハンドトラッキングとあわせることで、ユーザーが手元をみて打鍵しやすくなります。
120Hz対応
v28アップデートではオプションとして、対応アプリでの120Hzリフレッシュレートを有効化します。Oculus Quest は基本は 72Hz (一秒間に72回書き換え) 描画で、ホーム環境や一部のOculus製アプリ、一部のサードパーティ製対応アプリが90Hzで動く状況でした。
v28アップデート後は、開発者側が対応させることで、オプションとして120Hzリフレッシュレートが利用できるようになります。基本的には滑らかで高速な書き換えが重要なゲーム等での対応を想定しており、システム環境は90Hzのまま。処理能力の高い PC VR と Oculus Link 接続した際の120Hzサポートは将来的に対応予定です。
