シャープが液晶テレビで東芝に敗れる、16年5カ月連続トップ記録に終止符、21年3月
毎年3月は新生活需要が高まる影響で、比較的小型のテレビの販売が伸びる特異月。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあってか、20型以下の小型モデルの販売構成比が縮小。この3月は15.5%と、昨年3月の20.7%から5.2ポイントも下がっている。その分50型以上の販売台数構成比は昨年比で5.8ポイント拡大した。こうした動きをとらえたのが東芝。50型以上の販売台数構成比は30.1%とシャープの25.9%を大きく上回っている。さらに、画面1インチ当たりの単価についても東芝は安い。3月、液晶テレビ全体の1580円、シャープの1600円に対し東芝は1410円。東芝とシャープの差は拡大する傾向が続いている。東芝とシャープのシェア差はわずか0.1%に過ぎない。シャープがこのまま年間トップシェアまで失うことは考えにくいが、液晶テレビ上位陣のシェア争いはますます厳しさを増してきた。(BCN・道越一郎)
