中国メディアは、中国で人気の「北海道トースト」が実は日本に存在しないことを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・上遊新聞は24日、中国で人気の「北海道トースト」が実は日本に存在しないことを紹介する記事を掲載した。

 記事は、2008年に公開された中国映画「狙った恋の落とし方」の舞台として北海道の美しい風景が注目を集めて以降、多くの中国人が北海道を訪れるようになり、「北海道」というブランドが中国国内で人気を集めるようになったと伝えた。

 そして、近年では中国で「北海道トースト」と呼ばれる食パンが人気を集めており、柔らかな食感と強いミルク感を持つ「北海道トースト」を初めて食べた時には大いに感動したと紹介。そのおいしさから「北海道」に対して大きな憧れを持つようになり、日本に行った暁には本場の北海道トーストを食してみたいと思うようになったとする一方、実際に日本に行ってみると「ここにはそもそも『北海道トースト』なるものは存在しないということにようやく気付いた」としている。

 その上で、北海道のミルクは高い品質で知られており、白い恋人や六花亭、ロイズといったブランドのスイーツやじゃがポックルなど北海道には幾多の「定番みやげ」があるものの、「思えば『北海道トースト』などというお土産は聞いたことがなかった」と説明。おそらくはこの製品を売り出した中国の業者が、良質なミルクを用いていることを強調すべく付けたネーミングであり、原料として本当に北海道産のミルクが使われているかどうかは「知る由もない」と評した。

 記事は、「北海道」という言葉や概念が中国の食べ物業界を席巻しており、「北海道シフォンケーキ」「北海道チーズケーキ」など「北海道」を冠したスイーツや、「××の恋人」といったいわゆるパクリ系商品が続々と中国の市場に出現していると紹介する一方で、「これらはどれをとっても例外なく、北海道とはほとんど関係ないのである」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)