【海外発!Breaking News】自閉症男性の誠実な自己PRに1000社以上のオファー「自閉症という診断で人生は決まらない」(米)
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米バージニア州リーズバーグ在住で自閉症を抱えるライアン・ローリーさん(Ryan Lowry)は最近、20歳の誕生日を祝ったばかりだ。そんなライアンさんは一緒に住む両親のロブさん(Rob)とトレイシーさん(Tracy)から自立することを目標に、就職活動をすることにした。
アメリカでは日本の履歴書にあたる“レジュメ”の他に、志望動機や自己PRを記す“カバーレター”を用意する必要がある。最近ではパソコンで作成するのが一般的だが、ライアンさんは手書きでカバーレターを作り上げた。
まずは書いてみて、どんな反応が来るのか見てみよう―という気持ちで記したカバーレターの冒頭では、
「未来の雇用主様へ」
「私は自閉症を抱えています」
「ユニークなユーモアセンスがあり、数学の才能を持っています」
「テクノロジーにとても強く、学ぶことのスピードは誰にも負けません」
と自身の魅力を伝えた。そして後半では、
「私は一般的な人と同じ学び方をしないので教えてくれる人が必要になりますが、飲み込みは早いので一度の説明で理解することができます」
「もし私を雇い、仕事を教えていただけたら、私を選んだことに間違い無かったと思えると約束します」
「毎日出勤し、指示された仕事に全力で取り組みます」
と自分の弱みであるコミュニケーション能力とその解決方法についても書かれている。ライアンさんの正直で誠実な文面に、その閲覧数は約700万回を記録し、多くの人の胸に響いた。
母親のトレイシーさんは「ライアンを誇りに思います。どんな親も子どもが成長し、自身の人生を歩んでほしいと願っています。多くの人から届いた応援やオファーメッセージを読み、感激して涙が出ました」とライアンさんの成長を喜んだ。
また父親のロブさんは「1人だけでも繋がりができればいいなと思い、LinkedInの登録を勧めたんです」と予想外の反応に驚いている。
ライアンさんのアカウントには多くの反応が集まったため一時的にアカウントが凍結してしまったが、すぐに元に戻ったそうだ。
LinkedInのキャリア専門家、キャサリン・フィッシャーさん(Catherine Fisher)は、ライアンさんのカバーレターについて次のように述べている。
「これは良いお手本です。自分の特徴的なスキルを示し、適切な表現で助けが必要なことも記載しています。ライアンさんが新しい仕事の情報をアップデートする日が待ち遠しいですね。」
ロブさんは「ライアンにはこれからも私達と住むという選択肢もあり、私達もそれができれば嬉しいですが、私とトレイシーはいつか先にこの世を去ります。だからライアンには自立する必要があるんです」と思いを打ち明けている。
「自閉症という診断によって人生は決まらないことを証明したい」と明かすライアンさんは、現在オファーを受けたくつかの企業とZoom面接を行い、自分に合った企業を見極めているという。
画像は『People.com 2021年3月17日付「20-Year-Old with Autism Pens Viral Letter to His ‘Future Employer’: ‘Take a Chance on Me’」(CREDIT: ROB AND TRACY LOWRY)』『WJLA 2021年3月13日付「‘Take a chance on me’: Young man with autism pens poignant cover letter that goes viral」(Photo by Jay Korff/ABC7 News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
