国の世界への影響力は、経済力や軍事力などが大きな要素を占めるが、その国の文化などソフトパワーも決して無視できない重要な要素だ。では、日本と中国、韓国の文化面での影響力を比較した場合、影響力が強いのはどの国になるのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 国の世界への影響力は、経済力や軍事力などが大きな要素を占めるが、その国の文化などソフトパワーも決して無視できない重要な要素だ。では、日本と中国、韓国の文化面での影響力を比較した場合、影響力が強いのはどの国になるのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、日中韓3カ国の文化面での影響力について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の文化の影響力について「1980年代から90年代にかけては無敵だった」と紹介。音楽、映画、文学作品、アニメ、ゲームなどの各分野で世界を席巻していたと伝えた。中国でもかつてはJ−POPが一部で注目を集めるような時代もあったのだが、現在はアニメ、ゲームなどは人気だが、J−POPの人気はなくなったと言える。

 次いで、韓国の文化については「21世紀に入って大きなブームとなった」と指摘。音楽、映画、ドラマは世界中で人気となり、特に韓国のアイドルはアジアのみならず、欧米においてもその価値観を変化させるほどの大きな影響力だったと分析した。

 一方、中国文化は世界的に影響力が小さいのが現実だと記事は認めた。世界中の多くの人が中国文化に対して持つイメージは、京劇、切り絵、龍舞などに留まっており、現代的な文化の要素に欠けていると指摘。着物や剣道、書道などの伝統文化をアニメやゲームなどに上手に織り込む日本や、自国の食文化をドラマやゲームなどを通して上手に宣伝する韓国とは大きく異なっているという。

 しかし記事は、日韓の文化の多くは中国が由来であり、日韓にあるものは中国にもあって、日韓にはなく中国にしかない文化もあると主張。幸いなことに、最近ではショートムービーを通して中国文化を発信している人がいて人気を博しているので、この先は世界中で中国文化の影響力が大きくなるに違いないと記事を結んだ。かなり楽観的な見方だが、実際に中国文化が世界中で人気となるためには多大なる努力が求められると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)