ダウンタウンの浜田雅功

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 フジテレビのスポーツ・トークバラエティ「ジャンクSPORTS」といえば、かつては視聴率の取れる番組だった。いったん終了したものの、今年開催するはずだった東京五輪を見据えて一昨年に復活した。ところが、新型コロナによる五輪延期の影響で、惨憺たる状況だという。

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 6月21日、日曜ゴールデン帯の視聴率にフジテレビの社内は沸いたという。この日、放送された「志村友達 大集合SP」(19:00〜21:54)の平均(世帯)視聴率は12・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と、二桁に達したからだ。

 同時間帯でこれに優った番組はと言えば、

○テレビ朝日
「ナニコレ珍百景」(18:30〜19:58)=13・3%、
「ポツンと一軒家」(19:58〜21:00)=18・2%

○日本テレビ
「世界の果てまでイッテQ!」(19:58〜20:54)=12・3%

 これだけである。民放プロデューサーは言う。

ダウンタウンの浜田雅功

「『イッテQ』はかろうじて、『志村友達』を0・1ポイント上回っていますが、その前の『ザ!鉄腕!DASH!!』(19:00〜19:58)は11・5%でしたから、2時間平均で見たら、日テレにも勝っていたことになります。そして、NHK総合の『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河時代劇スペシャル』は9・8%でした。つまりフジは在京キー局で2位でした。志村けんさんのおかげではあるものの、フジとしては久しぶりの高視聴率でした。なにせ、日曜夜は苦戦していましたからね」

 レギュラー放送は、どうだったかと言えば、

「14日のフジは、『ジャンクSPORTS』(19:00〜20:00)が5・1%、『日曜THEリアル!』(20:00〜21:54)は5・4%でした。これはテレビ東京の『モヤモヤさまぁ〜ず2』(18:30〜19:54)の6・5%にも届かない数字です。フジの日曜ゴールデン帯のレギュラー番組は、“非常事態宣言”が出てもおかしくない状態です」(同)

「THEリアル」はともかく、「ジャンクSPORTS」といえば、MCはダウンタウンの浜田雅功で、人気番組のはずである。

コロナ禍最大の被害者

「それは昔の話です。そもそも2000年4月(火曜・23:00〜23:30)にスタートし、浜田さんがアスリートを相手にツッコみつつ、本音を引き出すトークがウケて、04年1月からゴールデン(日曜・19:54〜20:54)に昇格。その年の9月には、20・3%の最高視聴率もマークしました。その後も10%台後半を維持し、06年には浜田さんがフジ系列のトリノ冬期五輪の特別キャスターに起用されるなど、スポーツ番組の顔となっていきました」(同)

 一緒に司会を務めていたウッチーこと内田恭子アナが、この番組がきっかけで、浜田の元マネージャーと結婚したことも話題となった。

「プロサッカー選手のデビッド・ベッカムがゲスト出演したり、かなりの大物が出演したことも話題になりました。しかし、10年3月に終了。番組が10年目を迎えた節目ということでしたが、すでに裏番組の『イッテQ』が20%超を記録するようになっていました。そして8年を経て、一昨年1月に復活。その間、『ジャンク』は不定期で特番を放送したりしていましたが、レギュラー化に当たっては、浜田さんは渋っていたそうです。まあ、2年後の東京五輪開催でスポーツが盛り上がるはずでしたから、どうしても再スタートさせたかったようです」(同)

 再スタートに当たって、浜田はこう言っていた。

「アスリートとの新たな出会いも楽しみですが、以前に出演したかつての選手たちがどれだけトークの腕を上げているのかも楽しみ」

「自分も突然現場に行くとか、前よりも動いていきますので、アスリートの皆さん、ご注意を」とも……。

「復活した『ジャンク』はさすがに以前と同じ数字は取れませんでしたが、それでも五輪が開催される今年に入ると、視聴率は8%台とまずまずでした。さらに、夏に向けて五輪ネタをバンバン放送するはずでした。様々な種目を取り上げ、アスリートにもスポットを当てる企画を考えていたはずです」(同)

 ところが、新型コロナの感染拡大で、3月24日に東京五輪の1年延期が決定された。さらにコロナ禍でスポーツのゲームや試合も中止。外出自粛となり、アスリートたちは練習すらできない状態となった。五輪企画も当分お預けだろう。

「コロナ後の視聴率は5〜6%と低迷しています。これは番組にとっては想定外としか言いようがありません。もしかすると、コロナの影響を最も受けた番組じゃないですか。とはいえ、ゴールデンで5〜6%は、いくらフジでも放っておくわけにはいかない数字です。はたして、来年の東京五輪まで、このままいくのか。もし、来年の五輪も開催されなかったら、どうするのか。その時、浜田さんはどうなるのか」(同)

 スタッフたちが気の毒である。

週刊新潮WEB取材班

2020年7月5日 掲載