井上尚弥(左)とルイス・ネリ(右)【写真:荒川祐史・Getty images】

写真拡大

再三挑発されたネリに対して怒りのツイート「こんな奴にゴタゴタ言われたくない」

 ボクシングのWBCシルバー・バンタム級タイトルマッチは22日(日本時間23日)、前WBC世界バンタム級王者のルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量に臨んだが、上限を1ポンド(約450グラム)オーバーでクリアできず。一発クリアした対戦相手の元IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトルコ)が条件面で合意せず、試合はキャンセルになった。これにWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)がツイッターで反応し、怒りを露わにした。

 井上はネリ戦中止決定からほどなく、ツイッターを更新。「ネリどうしようもねぇな、、また計量失格」と切り出すと「こんな奴にゴタゴタ言われたくない。ボクシング界から追放でいい」と切り捨てた。常に紳士的で冷静な井上にしては珍しく、怒りを露わにした文面だった。ネリを巡っては本人、陣営を含め、今後の対戦候補に挙がる井上に対して再三、挑発していた。

 ネリには“前科”があった。18年3月の山中慎介戦で大幅に計量オーバーし、試合前にWBCの王座剥奪となった。この試合は決行されたが、FOXスポーツで生中継される一戦は急遽キャンセルに。ネリは7月の元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦でも1度目の計量でオーバーした末に再計量をクリア。2戦連続でオーバーし、常習犯となっていた。(THE ANSWER編集部)