8月8日、東京ドームにはジャニーズJr.の単独コンサート「ジャニーズJr.8・8祭り〜東京ドームから始まる〜」を観るため、早朝から多くのジャニーズJr.ファンが集まっていた。

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「東京ドームでジュニアのみのコンサートが開催されたのは約19年ぶりだったんです。ファンの間では何か大きな発表があるのではないかと噂されていて、みんなソワソワしていました」(ジャニーズJr.ファン)

 そんな中で発表されたのが、ジャニーズJr.内の人気ユニット「Snow Man」と「SixTONES」の2020年同時CDデビューだった。2組同時デビューはジャニーズ史上初。東京ドームはどよめきとともに、大きな歓声に包まれたという。

「SixTONES」は2015年結成。高地優吾(25)、京本大我(24)、田中樹(24)、松村北斗(24)、ジェシー(23)、森本慎太郎(22)の6人から成るユニットだ。既報の通り、デビューに合わせて世界進出のためにYouTubeでアーティストチャンネルも開設。すでに「JAPONICA STYLE」の英語歌詞バージョンの動画も投稿し、世界に向けて発信を始めている。


「SixTONES」が表紙の雑誌「anan」2019年4月3日号。上段左から、森本慎太郎、高地優吾、松村北斗、下段左から、田中樹、京本大我、ジェシー

 かたや2012年に立ち上げられた「Snow Man」は結成7年のベテランユニットだ。元々は阿部亮平(25)、渡辺翔太(26)、深澤辰哉(27)、岩本照(26)、佐久間大介(27)、宮舘涼太(26)の6人で活動していたが、2019年1月16日に目黒蓮(22)、向井康二(25)、ラウール(16)の3人が加入した。

「『Snow Man』はジュニアとしてはかなり年長ですから、若手の目黒と村上でフレッシュ感をプラスしたのです。特に目黒はデビューまで別ユニット『宇宙Six』のメンバーも兼任していて、人気もすでに頭ひとつ出た存在だったので話題になりました」(ジャニーズ事務所関係者)

 人気ユニットの“同時デビュー”を多くのジュニアファンが歓迎しているが、一部の「SixTONES」ファンの間には波紋が広がっている。

「SixTONES」だけがYouTubeチャンネルを卒業

「『SixTONES』は長い間、『次期デビュー候補の筆頭だ』と言われてきました。7月27日から8月28日まで公演している『Summer Paradise 2019』には、『Snow Man』は出演していますが、別に仕事があるわけでもないのに『SixTONES』は不参加。『SixTONES』の京本くんが出演しているミュージカル『エリザベート』も8月26日まで公演が行われているにもかかわらず、彼だけ7月31日が最終出演でした。さらに8月8日にはYouTubeの『ジャニーズJr.チャンネル』から『SixTONES』だけが卒業した。これは明らかに『SixTONES』がデビューへの準備期間に入ったのだと囁かれていたんです」(前出・ジャニーズJr.ファン)

「SixTONES」ファンの期待は膨らんでいた。だが一方で不可解なことも起きていた。

 2019年5月1日に「SixTONES」は大阪城ホールで単独コンサートを行っているのだが、同日発売の雑誌「TVガイド」には「SixTONES」松村の「5月1日のデビュー日はどう過ごそうか?」という発言が掲載されている。

「コンサート前にこの記事を読んだファンもいて、デビューが発表されるらしいと会場の一部で噂が回りました。でも蓋を開けてみれば、デビュー発表はなかった。コンサートでメンバーが泣きそうだった、もしくは悔しそうな表情をしていたと話すファンも多いのです」(同前)

「他にも不審なことが続いている」と語るのは別のファンだ。

「8月8日、コンサート後の会見で、タッキー(ジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏)は6月28日に、故・ジャニー喜多川さんの病室で2組にデビュー決定を伝えたと答えていました。しかし同じ会見で、『SixTONES』のジェシーくんがデビューを伝えられたのは『7月28日だった』と口走り、『Snow Man』の深澤くんに『6月28日だよ』と訂正されているんです。ジェシーくんは記念日を大切にするタイプで、こういう間違いは珍しい。

 翌9日、YouTubeで生配信された『すとーんずのらじお』でも変なことがありました。『SixTONES』がアーティストチャンネル開設を知ったのは、『ドライブ旅企画第3弾のロケ中』『6月頭、半ば。前半ぐらいですか』と話しているのですが、ドライブ旅企画第3弾のロケが行われたのは5月上旬。時系列に歪みがあるんです。これらは単に間違いなのか、それとも何かを隠しているのか……。ファンの中では“時系列問題”と呼ばれていて、その真相はいまだ謎のままです」

 疑念が深まり続けていた8月17日、Twitterにジャニーズ事務所社員を名乗るアカウントのツイートが流れる。

《元々SixTONESは2019年の8月中旬に単独でデビューする予定でした。しかし、滝沢さんの独断でSixTONESのデビューが延期、そしてSnow Manとの同時デビューという形になりました》

 ツイートには2組の同時デビューがどのように進められたかが時系列で詳細に書かれている。このツイートを読み「真相に近い。今回のデビュー発表は急すぎだ」と語るのは別のジャニーズ事務所関係者だ。

「多くの事務所関係者にとって、今回のデビュー発表は寝耳に水。コンサートに出演していたTravis Japanのメンバーさえも知らされていなかった。また、King & Princeはデビューが決まる少し前から全員が車で送迎されていましたが、『Snow Man』と『SixTONES』のメンバーは今でも電車やバスで現場に来ている。しっかりと準備したデビューとは思えない」

 この強引とも見えるデビューについて「滝沢社長にはそれを押し切る力もある」と続ける。

「ジャニーさんの死後、滝沢社長の権力が日増しに大きくなっているんです。最近も長らくジュニア担当マネジャーで、アイランド社設立後は同社で働いていたN氏が、滝沢社長の意向でジャニーズ事務所本社に異動しました。本社ではほとんど仕事がなく、いうなれば窓際。N氏は異動後しばらくして、デスクの上にパソコンと社用携帯を綺麗に並べた状態で出勤しなくなりました。N氏はジュニアに厳しい教育をすることで有名だったので、滝沢社長による人事はジュニアの多くから支持されました。滝沢社長は求心力を増し続けています」(同前)

 そんな滝沢社長が特に目をかけてきたのが「Snow Man」なのだ。

「『Snow Man』は2010年からはじまった舞台『滝沢歌舞伎』に初期から出演し続けています。滝沢社長がタレントを引退してからは、『Snow Man』が主演を務めている」(同前)

 しかしジャニー社長体制は、Snow Manにとっては不遇の時代だった。

「ジャニーさん自ら育成に励んでいたのは後輩の『HiHi Jets』や『美 少年』が中心。しかし同世代である『SixTONES』や『Travis Japan』のメンバーは、ジャニーさん宅に泊まるなど交流があった。

 一方、『Snow Man』はほとんど関わりがない。その上数年前からジャニーさんは『Snow Manは華がないね』と言うようになった。それを聞いた滝沢社長が『Snow Man』を増員させ、彼らの仕事を自らとってくるなど動き出したのです。特に『Snow Man』の今年の仕事量は不自然なほどに多く、『関係者やファンに贔屓だと思われる』と懸念する事務所関係者もいるほどです」(同前)

「Snow Man」は2012年に結成。その3年後に「SixTONES」が生まれた。2組は10代の頃から、舞台などで共演を重ねてきている。

「2組は昔から切磋琢磨してきた仲間でありライバルです。仲が良く、今でも頻繁にご飯や遊びに行く関係ですよ。しかし、ジャニーズ初の同時デビューということで緊張感を持つメンバーもいます。2組の関係は変化しつつあります」(ジャニーズ事務所関係者)

 8月18日、舞台の稽古を終えた「Snow Man」のメンバー深澤、向井、ラウールの姿が都内飲食店にあった。

「店内の1番奥、窓際のテーブル席に座っていました。個室ではなく普通の席で、特に顔を隠す様子もなかったですね。漏れ聞こえてきた会話はプライベートよりも仕事の話が中心のようでした。『SixTONES』について、『あいつらは日本じゃ人気ないからなー』など厳しいことも話していました」(居合わせた客)

 同日、別の飲食店では「Snow Man」の渡辺と、「SixTONES」の田中、松村の3人が鍋を囲む姿もあった。その店は「ジャニーズJr.がよく利用する店」だと別の事務所関係者が語る。

「店側のサービスなのか、3人の席には食事後に花火が刺さったデザートが運ばれてきたようです。そこには『Snow Man、SixTONESデビューおめでとう』と書かれていたとか」

 ジャニーズ事務所にマネジャーN氏の人事や『Snow Man』デビューについて質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。

 滝沢氏がジャニーズアイランド社長に就任後初のデビューとなった「Snow Man」と「SixTONES」。同時デビューの衝撃を相乗効果にし、次世代ジャニーズを牽引する存在になれるだろうか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春)