6月18日はおにぎりの日!でもその理由は?”おにぎり”と”おむすび”の違いについても紹介

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6月18日はおにぎりの日!

どうして6月18日がおにぎりの日なのでしょう。今回は、この日がおにぎりの日になった由来や、おにぎりとおむすびの違いなど、おにぎりにかかわる話を紹介したいと思います。

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6月18日がおにぎりの日になった理由とは?

日本最古のおにぎりの化石が見つかったのは、石川県鹿島郡中能登町にある杉谷チャノバタケ遺跡でした。1987年(昭和62年)のことです。丘陵地帯の中腹にあった竪穴式住居から発見されたとのことですが、小さなちまき状をした炭化米の塊になっていたそうです。

この場所は、当時、鹿西町(ろくせい町)と言われていました。この地名の「ろく」から「6」を、また、「米」は、「八」と「十」と「八」という字でできている漢字ということから「18」を組み合わせて、6月18日をおにぎりの日に制定したそうです。

(実は”おむすびの日”もあるのですが、それは後述します)

お米の日はいつ?

お米

ところで、「お米の日」はいつなのか、ご存知ですか? これには諸説あって、上述のように「米」という漢字が「八+十+八」でできていることから、8月18日とする説と、毎月18日とする説、毎月8のつく日すべてとする説と、いろいろとあるようです。

毎月18日をお米の日に制定したのは三重県。1978年10月のことです。

しかし、一番納得がいくのは8月18日説でしょうか。漢字の組み合わせだけでなく、お米を育てるためには88もの手間ひまをかけなければならないということからも、この日がお米の日に最もふさわしいように思います。

おにぎりとおむすびの違いって、あるの?

こちらも諸説あります。地域で異なるという説、つまり東日本では「おにぎり」、西日本では「おむすび」と呼ぶことが多いとする説や、形によって呼び名が違うという説などです。

日本おにぎり協会では、三角形に握ったものは山の形をしている、つまり神を表す形をしていることから、神の力を授かるためにいただくものだということで、「おむすび」と呼ぶのではないか、と言っています。

そこには明記されていませんでしたが、おそらく、神の形をした三角形を「おむすび」と呼ぶのは、神と結ばれるという意味からきた呼び名なのかもしれませんね。

一方で、「おにぎり」は握り飯からきているので、どんな形でもよい、とのこと。

おむすび

その根拠は明確ではありませんが、いずれにしても、三角形が「おむすび」で、俵形や丸く握ったものが「おにぎり」だとする説もあるということです。

おむすびの日もあるの?

はい、おむすびの日もあります。「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000年に1月17日を「おむすびの日」に制定しました。

1月17日は阪神大震災が発生した日です。あの時、食べるものもなく困っていた被災地では、炊き出しのおにぎりで多くの被災者の方々が救われました。あの日を忘れないためにも、あの時の炊き出しへの感謝を忘れないためにも、この「おむすびの日」が制定されたと言われています。

どうして「おにぎり」でなくて「おむすび」なのか。それは、人と人との結びつき、人と人とが手を結ぶ、といった意味でおにぎりではなく、おむすびにしたのではないでしょうか。

おにぎり持ってでかけよう!

いつだっか、ずいぶん前のことですが、テレビのCMで、お腹がすいた時に一番食べたくなるもの、として、ホカホカのご飯を映し出していたものがあったように記憶しています。

わたしは、お腹がすくと、まず思い浮かべるのがおにぎりです。そして、ああ、日本人だなあ、と思ってしまいます。

6月18日だけに限らずに、梅雨が明けたら青空のもと、手作りのおにぎり弁当を広げて、日本の食文化をしみじみと味わうのもいいのではないでしょうか。