中国では紙幣を直接受け渡しする場合は、紙幣の真贋を確認することが必須であり、これはスーパーのレジやタクシーなどでの支払いの際も同様だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国で急速に普及したキャッシュレス決済。今では大手商業施設だけではなく、個人商店や街中の露天商にいたるまで、携帯電話さえ持っていれば、あらゆる場所で買い物できるほどキャッシュレスが浸透しているが、「偽札」の存在もキャッシュレスの普及を後押しした要因の1つと言われている。

 中国では紙幣を直接受け渡しする場合は、紙幣の真贋を確認することが必須であり、これはスーパーのレジやタクシーなどでの支払いの際も同様だ。レジには紙幣鑑別機が設置してあって、店員は客が支払った紙幣に透かしが入っているかを紫外線を当てて確認するのがお決まりとなっていたが、支払いのたびに確認するのは店側にとっても客側にとっても非常に煩わしいものだったに違いない。

 日本では偽札をつかまされる心配がほとんどないため、紙幣の受け渡しの際にその真贋を確認する必要もない。中国メディアの捜狐は14日、日本で紙幣の偽造事件がまず起きない理由を紹介する記事を掲載しつつ、「日本人の考え方は正しいものだった」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国で暮らしている人にとって「偽札は決して珍しい存在ではない」と指摘し、キャッシュレスが浸透した今でも偽札は流通していると指摘。しかし、キャッシュレスが普及したおかげで「中国人が偽札をつかまされるリスクは大幅に低下した」と論じた。続けて、日本は中国ほどキャッシュレスが普及していないが、同時に日本は偽札がほとんど存在しない国であると指摘し、それは日本の商業施設などのレジに紙幣鑑別機が存在せず、日本人の店員も受け取った紙幣の真贋を確認しようとしないことからも見て取れると強調した。

 続けて、日本で偽札が流通しないのは「日本紙幣の偽造の難しさ」という要因のほかに、紙幣を偽造することで得られる利益と、偽造が発覚した時のリスクを日本人はしっかり考えているためだと主張。日本において「信用」は非常に重要なものであり、自らの信用を犠牲にして紙幣を偽造しても、得られる利益は一時的なものであり、自らの信用を犠牲にすることのリスクを日本人は知っているのだと主張し、こうした日本人の考え方は「正しい」ものだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)