山口を除くTOKIOのメンバーが出席した謝罪会見('18年5月2日)

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 TOKIO4人による会見が行われた5月2日。いつもはおちゃらけイメージが先行する、リーダー・城島茂が悲壮感を漂わせて、山口達也が起こした事件について謝罪する姿がことの重大さを物語っていた。

【写真】疲れ気味のリーダー城島

 そんな会見の後、事件発覚から初めて、TOKIOのファミリークラブから会員向けのメールマガジンが届いたのだった。

 そこには当然、ファン会員に対する謝罪や「今後」についての報告があるかと思いきやーー、

「最悪の場合、“活動休止”や“解散”に触れられるんじゃないかと、とドキドキして見てみたらメールマガジンのタイトルが《島茂子衣装展示情報》で、“えっ?”って(苦笑)。

 拍子抜けもいいところでした。FC会員に対して説明がないのもどうかと思いますけど……」(女性ファン)

 くしくも会見日の5月2日から、ジャニーズショップ原宿店で開催された島茂子の衣装展。

 5月16日に『戯言』でCDデビューする、城島が扮する女性キャラクターの歌手だ。松岡昌宏主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)の主題歌にもなっている。5月7日からは大阪店でも開催されるようだ。

「丁寧に《デビュー日からは、島茂子の写真コーナーも誕生しますので、お楽しみに!》って、いまは“お楽しみ”の気分にはなれませんよ(苦笑)。

 もともとこの日に送信されるのが決まっていたメールなんでしょうけども、何というか事務的でファンの気持ちがないがしろにされているような気もします」(同・女性ファン)

 来年でCDデビュー25周年を迎えるTOKIOだが、山口の騒動により今後の音楽活動は白紙。記念出場となるはずだったNHK紅白歌合戦も絶望的となっている。

 コンサートを楽しみにしていたファンを裏切ってしまった。

TOKIOのファンクラブ会員数は……

 そんなTOKIOを支えるFC会員は、ほかジャニーズグループのファンの中でも“少数精鋭”なんだとか。

「毎週、高視聴率を記録している『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)や、'20年東京五輪・パラリンピックのフラッグツアーアンバサダーを務めるなど国民的グループとして知られますが、会員数は多いわけではありません。

 現在は10万人から12万人と言われていますが、たとえば嵐は200万人超えで、次ぐ関ジャニ∞が60万人前後。5月23日にCDデビューするKing&Princeが、デビュー前にもかかわらず10万人と、TOKIOに迫っているのです」(アイドル誌編集者)

 20年以上のキャリアを持ちながら、デビューを控えたグループと“同列”とは少々寂しい。が、先のとおりにデビューから根強く応援し続けるファンが多いのだとも。

「チケットがほかのグループと比べてとりやすい分、ほとんどのコンサート会場を埋めているのが“連戦”、つまり多数のチケットを所持するファンなんです。

 とはいえ、そんな常連ファンもフラストレーションがたまっていることでしょうね。なんせ'14年の20周年以来、コンサートが行われていないんですから」(レコード会社関係者)

 そう、来年開催予定とされている25周年記念コンサートは、TOKIOとして実に5年ぶりのビッグイベントだったのだ。山口が起こした事件は、ファンにとって想像以上に重い出来事となってしまった。

「まさか島茂子のコンサートを差し替えるわけではないでしょうが、まさに“戯言”では済まされない騒動になってしまいました。被害者や世間に対して謝罪するのはもちろんですが、20数年間を熱心に支えてきた、お金を使ってきたFC会員や、ファンたちへのフォローもしてほしいものです」(同・レコード会社関係者)

 どんな気持ちで島茂子と、その衣装を見に行けばいいのだろう。