12日放送の「ハートネットTV」(NHK Eテレ)で、女優の酒井若菜が、自身の闘病生活を振り返った。

番組では、「リハビリ介護を生きる 酒井若菜 雨の日は雨の中を」と題して、酒井を特集した。VTRでは酒井のブログに綴られた言葉や、酒井の著書を取り上げた。

VTRの中で酒井は、あらかじめ読者のターゲットを決めいているのだと明かしたうえで「夜眠れない人、死にたい読者」「死になくなった人が、夜眠れないときに、安心して読める文章を書くということを常に考えている」と語った。

酒井は15歳で芸能界デビューし、ドラマや映画などで活躍していたが、体調を崩して休業したこともあったのだとか。そして、19歳で膠原病(こうげんびょう)と診断され、2015年には膠原病からくるリウマチを発症し、しばらくは歩くことが困難だったという。

そんな酒井は「歩けるっていうことが、すっごく貴重なことになった」「普通に歩けるってこんなに嬉しいんだって思うようになった」と語り、今ではできるだけ歩くことを心がけているのだと話す。

また、酒井は「弱音を吐いたり悩み相談したりとかを、ずっとできずに大人になってしまった」「『ひとりでもいればよかったんだよな』とスゴく思っていた」「同じ思いを後輩にさせたくない」と打ち明け、こうした思いから、自身のブログやエッセー集で、心や体を病んでいる人に向けて、メッセージを送り続けているのだという。

VTR後、スタジオの酒井は「健康だったときのほうが短い、何かしらの疾患にかかっていた」と話す。当初は膠原病について詳しく調べていなかったため、極度の疲労感などを疑問に感じることもあったそう。

現在では膠原病が全身の疾患だと知り、体のいろいろな部分に症状が出ることが分かたっという酒井だが、「今考えると、心身ともに元気ですってことがなかったです」と振り返っていた。

番組後半のVTRでは、酒井が今年発売した「酒井若菜と8人の男たち」(キノブックス)のあとがきで、「完治のない病ばかり患うけれど、私があらたに患ったこの『幸福』という病に関してのみ言えば、これだけは不治の病であればいいのにと思っている」「私は今 幸福を患っている」と、綴っていることを取り上げた。

この内容について酒井は「幸福が当たり前じゃないから、だからこそ幸福が自分に訪れたときは、とっても特別なものとしてありがたみを感じられる」と自身の思いを語っていた。

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