【ファンキー通信】皮膚に触れるだけの飲酒運転防止センサー
そしてさらに飲酒運転による交通事故は、前年に比べて大幅に減少(同−1196件、−7.3%)している。過去10年間で約3分の1にまで減った計算だ。平成14年6月より改正道路交通法令が施行され、飲酒運転に対する罰則が厳しくなった。その効果は着実に現れているようだ。
そんななか、アメリカのフロリダ州で画期的な装置が開発されたという。日本に比べて、自動車大国アメリカの飲酒運転事情はとても悪く、昨年度、飲酒運転による死亡者は推定1万6654人に上り、交通事故死亡者の約40%を占めたそうだ。
デニス・ベレフメール氏が発明したその装置は、飲酒量を計る「センサー」だ。ハンドルやグローブに取り付けて運転者の飲酒量を測定し、アルコールの法定制限を超えている場合は車の発進をストップさせるという。
この装置が画期的なのは“皮膚センサー”を用いたことだ。これまでもアルコール濃度を測定する装置はあるにはあったが、警察の検問でもおなじみの、運転者の吐き出した息から測定するタイプがほとんどだった。そしてそれらは、ドライバーが自ら能動的に計らなければいけなかった。
一方、この装置を用いれば測定を自動的に行ってくれる可能性が出てくる。現状では「手袋して運転した場合はどうなるの?」とか「ハンドルにカバーをかけたら意味ないんじゃない?」なんて疑問が尽きないし、コストもおよそ600ドルと割高でまだまだ改良の必要があると思うが、“測定を自動で行う”こと自体は必要ではないだろうか。
例え10年間で3分の1にまで減少しようとも、飲酒運転による事故が起こり、犠牲者が出る限り、なんらかの対策が必要なのは言うまでもない。(文/verb)