悪意のあるネット投稿をしたことがある人は4分の1−「2015年度情報セキュリティに対する意識調査」
情報処理推進機構(IPA)は、インターネット利用者を対象として「2015年度情報セキュリティに対する意識調査」を実施、結果を公表した。調査方法はWebアンケート、調査対象は13歳以上のインターネット利用者、有効回答数はパソコン利用者5,000人、スマートデバイス(スマートフォンまたはタブレット端末)5,000人、調査期間は第1回「情報セキュリティの倫理に対する意識調査」が2015年9月16日(水)〜25日(金)、第2回「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」が2015年10月7日(水)〜18日(日)。本調査は2005年から実施されており、今回は14回目。
パソコン利用者でインターネットに文章の書き込み、写真や動画、コメントの投稿をしたことがある人に対し、悪意のある投稿をしたことがあるかについて、具体例を挙げて複数選択可でたずねたところ、「あてはまるものがない」と回答したのは75.3%。およそ4分の1の人が悪意のある投稿をした経験があると回答し、「他人や企業の悪口」8.8%、「他人の発言を非難する内容」7.9%、「下品な言葉を含む内容」7.1%がTOP3となった。その理由としては、「人の意見に反論したかったから」が32.0%と最も多かった。また「いらいらしたから」18.4%や、「相手に仕返しするため」10.5%といった回答は、前回調査よりも5ポイント増加した。
パソコン利用者の悪意のある投稿の経験スマートデバイス利用者で、同じくインターネット上に投稿をしたことのある人に対し同様の質問をしたところ、「あてはまるものがない」と回答したのは73.1%。およそ4分の1の人が悪意のある投稿をした経験があると回答し、「下品な言葉を含む内容」8.2%、「他人や企業の悪口」8.0%、「不確かなことや、噂が含まれる内容」6.1%がTOP3。その理由としては、「人の意見に反論したかったから」が24.5%と最も多く、「いらいらしたから」は23.1%とパソコン利用者よりも多くの人が回答し、前回調査よりも4ポイント増加した。
SNSアカウントをリセット・削除したことがある利用者に対し、その理由をたずねると、
「悪質なユーザに粘着(ネットストーキング)されたため」がパソコン利用者8.2%、スマートデバイス利用者8.0%、「ID(アカウント)をハッキングされてサービスを利用できなくなったため」がパソコン利用者6.3%、スマートデバイス利用者5.7%と、それぞれ少数ではあってもネット被害にあっている人がいるという結果となった。
公衆無線LANなどのフリーWi-Fiについて、スマートデバイス利用者に対し、どのようなサービスを利用しているか複数回答可でたずねると、「ホームページやブログ等の閲覧」が83.0%と最も多かった。また「ネットショッピングやネットオークションでの買い物」が 32.4%、「インターネットバンキングやオンライントレード等の金融関連サービス」が 11.3%と、金銭のやり取りに利用しているという回答もみられ、セキュリティ意識が浸透していない様子が伺える。
パソコン利用者で、脆弱性を悪用される可能性が最も高い"Adobe Flash Player"をインストールしていると回答したのは68.6%。そのうち更新していると回答したのは81.8%と、約2割の人が更新していないという結果となった。その他のソフトウェアの更新に関しても、"Adobe Reader"が74.1%、"JAVA"が70.9%と、2~3割の人が更新をせず、脆弱性があるまま利用しているという結果となった。
