ママたちも懐かしさを感じる!「肝油ドロップ」を園や学校で食べる理由

「肝油ドロップ」と聞くと、懐かしい気持ちになりませんか? なかには幼い頃に幼稚園や保育園で、食べていた記憶のあるかたもいらっしゃるかもしれません。この「肝油ドロップ」を食べることにはどのような目的があったのでしょうか。
肝油ドロップの肝油とは、サメやタラ、エイなどの肝臓に含まれる液体や抽出した脂肪分のことをいいます。ただ甘い肝油ドロップの先駆けともいえる、あの有名な河合製薬の肝油ドロップには、現在は魚の油は使われていないそうです。
太平洋戦争後に、学校給食などの栄養補助として用いられていた肝油ドロップ。ママスタBBSでもやはり懐かしいという声が多く寄せられていました。地域差はあるようですが、食べていた経験があるママも多いようですね。
『なつかし。幼稚園の時一粒ずつ食べてた』
『子どもが幼稚園の時は 肝油1粒食べて帰ってきてたなぁ 幼稚園で販売もしてた』
『たまにあの味が忘れられなくて死ぬほど食べたくなる』
『子ども達の通った(通ってる)幼稚園では帰りに毎回肝油くれるよ。私は食べたことない、買ってみようかな』
子どもの頃、幼稚園で食べていた経験のあるママたち。甘くて美味しくて、しかも栄養がある、不思議なドロップに、だれもが幼な心に楽しみにしていた記憶があったのではないでしょうか。あの独特の味、今でも舌の記憶として残っていますよね。
肝油ドロップに含まれる「ビタミンA、C、Dの効果」
ところで、肝油ドロップって何に効くのでしょうか? 栄養補助とはいったものの、すでに戦後の栄養不足の時代は過ぎ去っています。今の時代、子どもたちに肝油ドロップはどのような効果があるのでしょうか。ママたちも興味が湧いているようで、効果についての投稿もちらほら見受けられました。
『これ、本当に栄養効果あります?』
『幼稚園で申込み用紙貰ってきて初めて知った』
『効能、目の乾燥感、骨歯の発育不良、とり目など、妊娠、授乳期、病中病後の体力低下などに効果ありだと。効果はよくわからん(笑)』
『今の時代の子どもには必要がないものなんだって。昔、食べる物に困った時代に、栄養が充分ではなく鳥目になる子どもが多く、鳥目を解消するために肝油ドロップがあったみたいだよ』
河合製薬株式会社によると、栄養が充分ではない時代には、夜盲症(鳥目)になる子どもが多くいたことから、その予防のために肝油ドロップが食べられていたようです。夜盲症とは、薄暗いところで、ものがよく見えなくなる病気です。ビタミンAが欠乏すると起こりやすいといわれています。
実際、河合製薬の肝油ドロップには成分2粒中(15歳以上の容量)にビタミンAが4,000、ビタミンDが400と豊富に含まれています。このほかに、種類によってビタミンCやリン酸水素カルシウムを含む商品もあります。
肝油ドロップは、「目の乾燥感、骨歯の発育不良、夜盲症(とり目)、くる病の予防」の症状を緩和するそうです。また妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、発育期、老年期の方に対し、ビタミンADの補給もしてくれるのだそう。
ビタミンA:夜間の視力の維持を助けたり、皮膚や粘膜の健康維持を助けたりする
ビタミンC:皮膚や粘膜の健康を維持する効果や抗酸化作用がある
ビタミンD:腸管でのカルシウムの吸収を促進したり、骨の形成を助けたりする
この肝油ドロップ、今でも健康維持には効果がありそうですが、ビタミンAは過剰摂取すると体内に蓄積され、健康被害を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。製品同封の添付文書をよく読んで、正しくご利用しましょう。
現代においては、ビタミン類は、肝油ドロップでなくとも摂取できる機会はあるので、必ず食べなくてはならないものではありません。ただ、ビタミンAが多く含まれるレバーや、ビタミンDが多く含まれる鮭やマグロ、サンマなどは、幼児にとってなかなか摂取しづらいところがあるかもしれません。子どもたちには、今でも肝油ドロップは有効なのかもしれませんね。
文・編集部
