レアル・マドリーを離れても、ジョゼ・モウリーニョ監督が騒ぎを起こさないことはない。何度も「レアルは私より上にある」と甘い言葉を繰り返す一方で、GKイケル・カシージャスのことは最終戦でも招集しなかった。

また、レアルでの経験がなければ「私のキャリアに意味はなかった」と話しつつも、FWクリスティアーノ・ロナウドに自分なりの「あいさつ」をしている。テレビのインタビューで、モウリーニョ監督は次のように語った。

「ロナウドとは一つだけ問題があった。監督にとってシンプルな、そして本質的な問題だ。テクニカルな観点から、ピッチでうまくいかなかったことを改善しようと批判をするたびに、彼はそれをよく受け止めなかった。おそらく、彼は自分がすべてできると考えており、自分をうまくするために監督には何もできないと考えているんだ」

「最後の数週間、彼は肩に問題があった。私が選手のケガを疑うことはない。だが、彼は私とともに素晴らしい3シーズンを過ごした。それが彼のキャリアにおけるベストの日々だったかどうかは知らない。マンチェスター・ユナイテッドでも良い日々を送っていたからね。我々は彼のための戦術をつくった。彼がそのポテンシャルをすべて発揮できるようにね」

モウリーニョ監督と選手たちの関係破たんのシンボルの一人が、DFペペだ。

「彼はレアルから一歩半、出ている状態だった。私が彼を中に引き戻し、彼が適切な契約を結べるように闘った。そして、私は彼より13歳若い選手(ラファエル・ヴァラン)を起用し始めるようになった。私にとって、試合に出るのにふさわしい選手だった。そして、彼はそれを受け入れなかった」

レアルでの3年間は簡単ではなかったが、「レアルにいたことを誇りに思う」とも語っている。

「私はキャリアにおいて最高のタイミングでレアルに来た。これほどのビッグクラブを率いていなければ、私のキャリアに意味はなくなると思っていたからだ。だが、選手たちにとって最も良かったのは、私が出ていくことだった。私はまったく後悔していないがね」

何度も騒動を起こすとの声に対し、モウリーニョ監督は次のように返している。

「私のような人間といれば、ほかの人たちは表に出る必要がない。私は誰にも感謝する必要はないんだ。プレーのために、指揮を執るために、十分な社会生活を送るために、我々は給料をもらっている。私を雇うクラブは私に支払い、私に対する義務を遂行する。私は全力を尽くさなければいけない。自分のことを忘れてでも、自分のイメージを損ねてでもね」

最後に、退団の際に大半のファンが批判したことについて言及している。

「メディアが準備したキャンペーンの成果だ。彼らは倫理を欠いてそれに成功した。プロとしての尊厳を失い、批判した記者たちがいるんだ。だが、私は自分のことを批判する人、私の多くの決定に賛成しない人たちのことを尊重している。私は私のやり方ですべてやって来た。スペインにある3つのタイトルすべてを獲得したことを誇りに思っているよ」