米国と中国の国旗=AP

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 【ワシントン=向井ゆう子】米ホワイトハウスは10日、トランプ大統領が北京で14日午前(現地時間)に中国習近平(シージンピン)国家主席と会談すると発表した。

 米政府高官は記者団に対し、イラン情勢や貿易問題、台湾問題、AI(人工知能)などが議題になるとの見通しを示した。

 トランプ氏は13日夜に北京に到着する。14日は、習氏が北京の世界遺産「天壇公園」を案内するほか、晩餐(ばんさん)会も開かれる。15日には首脳同士がお茶を飲みながら会談した後、昼食会で締めくくりとなる。トランプ氏の訪中は、第1次政権の2017年11月以来、約8年半ぶりとなる。

 貿易問題に関しては、米国産の農産物や米ボーイング機の購入拡大について協議する。米政府高官によると、中国の購入規模は数百億ドル(数兆円)が想定されるという。米中貿易を促進させる新たな枠組み「米中貿易委員会」の設置についても議論する。

 イラン情勢を巡っては、戦闘終結を目指すトランプ氏は、中国に対して影響力を行使するよう求めている。米政府高官は、中国イランに資金や武器を提供している可能性に言及した上で、トランプ氏が会談で習氏に「圧力をかける見通しだ」と述べた。

 中国が、自らの一部とみなす台湾問題についても意見を交わすとみられる。米政府高官は、米国の対台湾政策について「変化は生じておらず、今後も変わることはない」と強調した。