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真庭市の蒜山高原で旧石器時代の遺跡調査が行われています。去年に引き続き実施されたもので人類の生活の痕跡を示す新たな資料の発見が期待されています。

【写真を見る】キャベツ畑で「旧石器時代」の手がかりを探す 真庭市蒜山で発掘調査【岡山】

発掘現場があるのは…

真庭市蒜山上長田のキャベツ畑で行われているのは農作業ではありません。岡山理科大学の考古学研究室による発掘調査です。ここは畑であり土の下に推定2万5000年前、旧石器時代の人類が暮らした痕跡が眠る笹畝遺跡(ささうねうせき)でもあるのです。

(岡山理科大学考古学研究室 洪惠媛さん)
「初日なのでワクワク感もあって…」

約4万年前九州方面に到達した人類は瀬戸内海と中国山地2つのルートを通って東日本に進出したと考えられています。蒜山高原では中国山地ルートの痕跡を残す36もの遺跡が確認されていて笹畝遺跡もその一つです。

約2万5000年前の地層から手がかりを探す

黒い土の下から現れた「ローム層」と呼ばれる黄色い土は約2万5000年前の地層だと考えられています。この地層から掘り出した石に加工のあとが見つかればそれは古代人が食料となる動植物を求め狩猟採集生活を送っていた証です。

(岡山理科大学考古学研究室 洪惠媛さん)
「小さい石のように見えるんですけど、この辺に細かい剥離(加工のあと)が入っているんですよ。槍先ですね投げやりとか」

昨年の調査では「128点」が発掘される

去年の5月、およそ30年ぶりの調査が行われ石器など128点が発掘されました。今年は多くの石器が見つかったエリアを広範囲に調べることでこれまでの成果に広がりをもたせるような資料の発見が期待されています。

(岡山理科大学考古学研究室 洪惠媛さん)
「この遺跡が生活の場だったのか狩猟していた場所だったのかどういう場所だったのかというところとか、この辺で作っていた石器はどういう性格を持っているのかとか解明できる部分は全部やろうとしている」

遺跡の調査はあす(6日)まで行われ、その後は掘った穴を埋め戻しキャベツの栽培が始まるということです。