中谷潤人に勝利した井上尚弥【写真:荒川祐史】

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世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が2日、東京ドームで元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。米記者は試合前から空間を支配する異次元のスピードに脱帽していた。

 熱狂に包まれた東京ドーム。世紀の一戦を制したのは、井上だった。緊張感漂う中、至高の攻防が続く。12回を戦い抜くと、健闘を称え合い「ありがとう」と握手した。

 左目下を腫らすなど、珍しく顔に傷を負った井上だが、圧倒的なスピードで空間を支配。米記者も脱帽している。

 米ボクシング専門ポッドキャスト番組「3ノックダウン・ルール」は日本時間3日、Xを更新。公開した動画内で、米スポーツ専門局「ESPN」で記者を務めていたスティーブ・キム氏は、試合前に井上を次のように語った。

「スピード、イノウエはまさに殺人的だ。真っ直ぐ踏み込んで即座に離れるという速さに関しては、イノウエは誰にも負けないと思う。特にダブルジャブからの右ストレートは。もしナカタニがアウトボクシングでロープ際に追い込んで、あの長い右ジャブでうまく封じ込められないなら、彼はあのバックハンドで合わせるしかないだろう」

 事実、井上は身のこなし、キレ、どれも異次元のスピードを見せつけて判定勝ち。試合後の会見で、「負けられない重圧があった。張り詰めた5月2日までだったので、勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべていた。

(THE ANSWER編集部)