「インプラントオーバーデンチャー」の治療期間や費用について【医師解説】
噛みにくい・外れやすいといった入れ歯のストレスを解消する方法として「インプラントオーバーデンチャー」という治療法が注目されています。数本のインプラントで入れ歯を固定するこの方法は、実際に治療を受けた人からも「入れ歯が安定した」「食事が楽しくなった」という声が多く寄せられているようです。そこで今回は、インプラントオーバーデンチャーの治療期間、費用、注意点などについて、「横浜駅西口デンタルオフィス」の大羽先生に解説していただきました。
監修歯科医師:
大羽 陽樹(横浜駅西口デンタルオフィス)
九州大学歯学部卒業。その後、産業医科大学病院歯科口腔外科、都内歯科医院などで勤務医として経験を積む。2019年、神奈川県横浜市に位置する「横浜駅西口デンタルオフィス」の院長に就任。JIAD口腔インプラント認定医。日本口腔インプラント学会、日本顕微鏡歯科学会、日本口腔外科学会の各会員。
編集部
インプラントオーバーデンチャーの治療期間はどのぐらいですか?
大羽先生
インプラントを骨の中に埋め込んでから、通常3~6カ月の治癒期間が必要です。その後、入れ歯の作製に入るので、骨の状態が良好な場合でも数カ月、長い場合は半年程度の治療期間を見込んでおく必要があります。
編集部
費用の目安についても教えてください。
大羽先生
費用については、入れ歯の大きさやインプラントの本数などによって異なります。おおまかな目安としては、小さな設計のもので100万円程度、大きな設計の場合は200万円程度かかると思います。同じ治療でも受診する歯科医院によって費用は異なるため、詳しい費用については治療を受ける医院で事前に確認しておきましょう。
編集部
インプラントオーバーデンチャーの治療を成功させるために、患者さんが気をつけるべきことはなんでしょうか?
大羽先生
インプラントはむし歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」のリスクは一生涯続きます。そのため、治療をはじめる前からお口の中を清潔に保ち、ご自身でしっかりとセルフケアができる状態にしておくことが非常に重要です。また、治療後も継続的なケアと歯科医院でのメンテナンスが必須となります。そのあたりを十分に考慮して、治療法を選択していただきたいと思います。
編集部
最後に、読者へメッセージをお願いします。
大羽先生
入れ歯に「噛めない」「外れやすい」といった不満を感じている人にとって、インプラントオーバーデンチャーは悩みを解決できる選択肢になり得ます。しっかり噛めることは、食事の楽しみだけでなく、健康や生活の質にもつながります。まずはご自身のお口の状態を知ることから始めてみてほしいと思います。歯科医と相談し、より快適な毎日を手に入れましょう。
※この記事はメディカルドックにて<入れ歯で“よく噛めない人”は必見!「インプラントオーバーデンチャー」が向いている人の特徴を歯科医が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
