サウジ王者撃破も「悔しさが残った」…ACLE帰りの町田18歳MF徳村楓大がJ初先発初アシスト「“良い経験”で終わらせるのではなく」
[4.29 J1百年構想第13節 水戸 2-2(PK3-4) 町田 Ksスタ]
プロ1年目で辿り着いたACLEファイナルステージから帰国直後、FC町田ゼルビアの18歳MF徳村楓大がJ1百年構想リーグでJリーグ初先発を果たした。「準優勝という結果で悔しかったけど、水戸戦がすぐやってくると思っていたのでその中で準備していたし、常にギラギラして待っていた」。時差ボケの影響も感じさせない運動量で90+2分間ピッチに立ち続け、次なる飛躍への再スタートを切った。
29日の水戸戦で託されたポジションはこれまでのシャドーではなく、より後ろの左ウイングバック。ボールロストにリスクもある役割ゆえ、持ち前のドリブル突破を繰り出せるシーンは限定的だったが、守備にも奔走しながら攻撃に絡んでいた。
「トレーニングで結構しているポジションで、試合では初めてだったので少し慣れない部分はあったけど、周りの選手たちが声かけてくれて、自分もいろいろと探りながらできた」
前半17分には結果を出した。右サイドからのクロスをMFナ・サンホが落とし、中央に絞った徳村がつなぐと、MF下田北斗のミドルシュートが炸裂。4試合目の出場となった徳村にJリーグでの初アシストがついた。
記念すべき初アシストに「北斗くんのゴールがスーパーだったのでありがたい」と照れ笑いを浮かべた18歳。徳村はACLEリーグステージでもMF白崎凌兵のスーパーミドルをアシストしており、“先輩方”からアシストのプレゼントを受けた形となり、「ありがたいです。スーパーゴールはほぼ個人のゴールじゃないですか。なのでラッキーだなと思います」と嬉しそうに話した。
さらにこの日は相手選手からも大きな刺激を受けた。水戸では名古屋高出身ルーキーの水戸FW山下翔大が途中出場し、徳村と同サイドでマッチアップ。また反対サイドでは流通経済大柏高出身ルーキーのMF安藤晃希がスーパーゴールを決め、同点劇の立役者となっていた。高校時代は徳村が神村学園高を夏冬日本一に導く活躍を見せ、2人をリードしていたが、プロでの競争は熾烈。「早く初ゴールを狙っていきたい」と活躍を誓っていた。
ACLEでは準決勝、決勝こそ出番がなかったものの、MF相馬勇紀が負傷欠場した準々決勝・アルイテハド戦では後半22分から投入され、一発勝負での逃げ切り勝利に貢献していた。大会を終えて感じたのは「大きくくくるなら悔しさ」だというが、昨季サウジ王者との完全アウェーでFWムサ・ディアビやFWステフェン・ベルフワインら欧州ビッグクラブでプレーしてきた相手と同じ舞台に立った経験は貴重なもの。「相手をリスペクトしすぎて自分の武器が出せなかった悔しさが残った」という課題も、さらなる飛躍への財産になるはずだ。
国立競技場で全国制覇を成し遂げた年始の高校選手権に始まり、Jリーグ百年構想リーグで着実に出場機会を伸ばし、アジアの大舞台にも立った濃密な2026年の4か月間。それでも期待の18歳は「試合で使ってもらう上で経験をさせるために使われるのか、しっかり戦力として見られて使われるかは全然違う。自分は戦力として見られてゲームに出たいと思っているので、“良い経験”で終わらせるのではなく、出た課題に向き合って成長につなげたい」と足を止めることなく突き進む。
(取材・文 竹内達也)
プロ1年目で辿り着いたACLEファイナルステージから帰国直後、FC町田ゼルビアの18歳MF徳村楓大がJ1百年構想リーグでJリーグ初先発を果たした。「準優勝という結果で悔しかったけど、水戸戦がすぐやってくると思っていたのでその中で準備していたし、常にギラギラして待っていた」。時差ボケの影響も感じさせない運動量で90+2分間ピッチに立ち続け、次なる飛躍への再スタートを切った。
「トレーニングで結構しているポジションで、試合では初めてだったので少し慣れない部分はあったけど、周りの選手たちが声かけてくれて、自分もいろいろと探りながらできた」
前半17分には結果を出した。右サイドからのクロスをMFナ・サンホが落とし、中央に絞った徳村がつなぐと、MF下田北斗のミドルシュートが炸裂。4試合目の出場となった徳村にJリーグでの初アシストがついた。
記念すべき初アシストに「北斗くんのゴールがスーパーだったのでありがたい」と照れ笑いを浮かべた18歳。徳村はACLEリーグステージでもMF白崎凌兵のスーパーミドルをアシストしており、“先輩方”からアシストのプレゼントを受けた形となり、「ありがたいです。スーパーゴールはほぼ個人のゴールじゃないですか。なのでラッキーだなと思います」と嬉しそうに話した。
さらにこの日は相手選手からも大きな刺激を受けた。水戸では名古屋高出身ルーキーの水戸FW山下翔大が途中出場し、徳村と同サイドでマッチアップ。また反対サイドでは流通経済大柏高出身ルーキーのMF安藤晃希がスーパーゴールを決め、同点劇の立役者となっていた。高校時代は徳村が神村学園高を夏冬日本一に導く活躍を見せ、2人をリードしていたが、プロでの競争は熾烈。「早く初ゴールを狙っていきたい」と活躍を誓っていた。
ACLEでは準決勝、決勝こそ出番がなかったものの、MF相馬勇紀が負傷欠場した準々決勝・アルイテハド戦では後半22分から投入され、一発勝負での逃げ切り勝利に貢献していた。大会を終えて感じたのは「大きくくくるなら悔しさ」だというが、昨季サウジ王者との完全アウェーでFWムサ・ディアビやFWステフェン・ベルフワインら欧州ビッグクラブでプレーしてきた相手と同じ舞台に立った経験は貴重なもの。「相手をリスペクトしすぎて自分の武器が出せなかった悔しさが残った」という課題も、さらなる飛躍への財産になるはずだ。
国立競技場で全国制覇を成し遂げた年始の高校選手権に始まり、Jリーグ百年構想リーグで着実に出場機会を伸ばし、アジアの大舞台にも立った濃密な2026年の4か月間。それでも期待の18歳は「試合で使ってもらう上で経験をさせるために使われるのか、しっかり戦力として見られて使われるかは全然違う。自分は戦力として見られてゲームに出たいと思っているので、“良い経験”で終わらせるのではなく、出た課題に向き合って成長につなげたい」と足を止めることなく突き進む。
(取材・文 竹内達也)
