Image: World / GIZMODO US

OpenAI(オープンエーアイ)のサム・アルトマン氏が率いるプロジェクトWorld。瞳をスキャンし、デジタルIDを発行・認証、オンライン決済までできる仕組みで、World IDという身分証とWorldcoinという仮想通貨を一体化させたグローバルな経済システム構想です。

この仕組みの強みの1つに、瞳をスキャンすることでユーザーが人間であることを証明できることがありますが、ここに目をつけた他社サービスがありました。

マッチング大手のTinder(ティンダー)とウェブ会議の定番Zoom(ズーム)が、Worldとの連携を発表しました。

TinderのWorld IDの使い方

Tinderは、World IDとの連携で年齢確認を実施。また、ユーザーが実在する人間であることが証明され、ヒューマンバッジが付与されます。World ID連携で、期間限定で無料ブースト5回分が取得可能。実はTinderのこの試み、日本で先行スタートしていました。日本市場でのテストが評価されたのか、TinderとWorldのタッグはグローバルへ。

ZoonのWorld IDの使い方

Zoomも同じく、実在する人間である証明としてWorldを導入する予定ですが、Tinderとはちょっと違います。

Zoomでは、World ID Deep Faceという認証技術を使うことで、ユーザーがWorld Orbで本人確認した際に撮影された画像との照合、自分のデバイスからのリアルタイム顔認証、そして他の参加者が見るライブ映像のスキャンという3段階のチェックをミーティング中に行なうといいます。つまり、なりすましを防止するための機能なんですね。3つすべてが一致した場合に限り、こちらも認定人間バッジが付与される仕組みです。

Worldの展望

TinderとZoomで、ユーザーが人間である証として導入されるWorld。事業拡大の鍵となる人間である証。AI台頭時代で、瞳という人間しかもちえない物理的かつ生物的なデータをIDとする構想が大きく注目されています。

今後、さらなるサービス連携を目指しており、たとえばチケット販売での転売目的のボット防止などに使用するアイデアもあるといいます。

一方で壁となるのは、その瞳を物理的にスキャンする仕組み。スキャンするマシン「Orb」は、日本でもその数を増やしており、カフェやマッサージ店のRe.Ra.kuなどに設置されています。今後この数をどれだけ増やし、手軽にスキャンできるかがさらに重要になってくるかもしれません。

【こちらもおすすめ】
GIZMODO テック秘伝の書
1,650円
Amazonで見る
PR