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 ◇東京六大学野球春季リーグ戦 法大8―6早大(2026年4月27日 神宮)

 東京六大学野球の春季リーグ戦が行われ、法大は8―6で早大に競り勝ち、5番手で救援した最速146キロ右腕・桜田朔投手(2年)が2回を完全投球でリーグ初白星を挙げた。

 2点リードの8回から救援した右腕・桜田朔投手(2年)が2回を完全投球で無失点に封じて逃げ切った。青森山田時代の3年春に出場した選抜後には球速が約10キロダウンし「野球をやめたい」と思うほどの不振に陥った。法大で地道なフォーム修正に取り組んで今春のリーグ戦でデビューし、5戦目で初勝利を挙げ「やっぱり(野球を)続けてよかった」と喜びをかみしめた。

※以下は一問一答。

――好リリーフだった。

 「大学に入って初めての9回だった。先輩たちがこういう良いゲームをつくってくれていたので、点は取らせちゃいけないっていう気持ちでした。こういう形で使っていただいて勝利に貢献できたっていう面で凄くうれしいです」

――青森山田時代は好投手として注目されていたが、3年夏は苦しんでいる姿が印象に残った。

 「そうです。3年春の甲子園で自分のせいで負けてしまったんです。その試合が終わった後に“自分のせいだ”っていうのを結構強く思ってしまった。そこがちょっと原因だったのかなと思います。腕が振れなくなってしまって、スピードも10キロくらい落ちてましたし、キャッチャーが座ると投げれないっていう状況。キャッチボールとかできるんですけど…。本当にメンタルの部分だった。何回も“野球をやめたいな”っていう苦しいこともあったんですけど、やればやるほど、投げることに慣れてきますし、その投げられるフォームをクセづけることを頑張りました」

――復活への糸口は。

 「高校の時の指導者もそうですし、チームメイトや家族も影ながら支えてくださった。そこに自分が応えないわけにはいかないと思ったので練習するモチベーションにつながって、投げられる感じになりました。悪いところを全部考えてしまうと余計悪くなってしまうので、まずは良いとこを伸ばす感じで取り組みました。キャッチボールとネットスロー、あと鏡を使ってフォームを常にチェックしたりっていうのは頻繁にやっていました」

――感覚が戻った。

「1年生の秋ぐらいからシートバッティングに参加させてもらってて、それで松下さんとか凄いバッターと対決できるようになった。そのくらいから“もっと頑張ればメンバーに入れるんじゃないかな”と思って練習に取り組みました。(現在は)90%ぐらいはちゃんと投げられている。少し体重が落ちてしまったのでスピードが少し出ないところもあるのかなと思う。でも状態は良いのでこれからっていう感じです」

――野球をやめるか悩んだところから、よくマウンドに戻ってきた。

 「本当にやめたいと思ったこともありましたけど、こういう形で勝つことできましたし、今は野球をやっていて凄い楽しいですし、やっぱり続けてよかったなって思っています」