au Starlink Directの海外ローミングがカナダやフィリピン、ニュージーランドに6月以降順次拡大!圏外SOSを受信・連携するセンターも新設
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| au Starlink Directの海外ローミングがアメリカに加え、カナダやフィリピン、ニュージーランドに順次拡大! |
KDDIおよび沖縄セルラー電話は23日、Space Exploration Technologies(以下、SpaceX)が提供する高速・低遅延の衛星通信サービス「Starlink」を活用した空が見えれば圏外エリアでも通信できる衛星とスマートフォン(スマホ)の直接通信サービス「au Starlink Direct」における海外ローミング接続を2026年6月以降順次、現在のアメリカに加えてカナダおよびフィリピン、ニュージーランドを追加して対象地域を4カ国に拡大すると発表しています。
またKDDIは23日、au Starlink Directにおいて圏外環境からテキストで送信されたSOS情報を24時間365日体制で受信して緊急通報受理機関への通報を行う「au Starlink Direct SOSセンター」の運用を開始するとお知らせしています。提供開始時期は2026年5月下旬を予定しており、対応アプリはKDDIが提供する「auナビウォーク」や「auカーナビ」から開始し、その後に「家族の安心ナビ」、さらに他社提供の「ヤマレコ」などのアプリも順次対応予定です。
これにより、山や海といった特定のアウトドアシーンに限らず、郊外の道路やキャンプ場など携帯電波が届きにくいさまざまな場所において圏外からのSOSを救助につなぐことが可能となり、これまでも海に特化した「マリンコンパス」や山岳捜索に特化した「ココヘリ」など特定の環境において高度な専門性が求められる場面を対象に領域特化型のSOSサービスをパートナーとともに推進してきましたが、au Starlink Direct SOSセンターではこうした特化型サービスと共存しながら日常的な移動やアウトドアを含む幅広い場面で圏外での緊急時に利用可能なSOSセンター機能を提供するとしています。
その他にもKDDIおよび沖縄セルラー電話ではIoT機器とStarlink衛星が直接通信する「au Starlink Direct for IoT」を2026年4月23日(木)より提供開始し、さらにKDDIでは法人向けネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」とSpaceXが提供する衛星ブロードバンド「Starlink Business」を接続した閉域ネットワークサービスを2026年4月30日(木)より提供開始します。なお、Starlinkとの通信においてインターネットを一切経由しない設備構成は国内で初めての実現となるということです。

au Starlink Directは既存のau周波数を活用してスマホが直接通信対応のStarlink衛星とつながり、空が見える状況であればau回線の圏外エリアでも通信できるサービスで、普段利用している通信事業者がつながらない場合でもテキストメッセージのやり取りや現在地の位置情報共有などが可能です。当初、au Starlink Directはauの利用者のみに無料で提供されてきましたが、その後、auを利用していない人向けに専用SIM(専用プラン)も提供されています。
そんなau Starlink Directですが、一方で電話番号を用いた音声通話には対応していないなどの要因から本人による緊急通報受理機関への直接通報ができず、圏外で緊急事態が発生した場合には第3者を介して通報する必要があり、2025年2月に約6000人を対象にKDDIが実施した調査では4割以上がau Starlink Directを「農村・田舎などの圏外エリアで利用したい」と回答があったほか、その3分の2以上の人が具体的な利用シーンとして「緊急連絡や事故発生時」を挙げており、圏外における連絡への期待が明らかになりました。
KDDIではこうしたニーズに応えるためにau Starlink Directの利用シーンの拡大に取り組んできましたが、新たにau Starlink Direct SOSセンターを新設することによって本人によるテキスト通報を実現するとともにこれまで一部の領域に限られていたSOS連携をより広い圏外環境へ拡張することが期待されます。利用方法は対応アプリで圏外環境で衛星SOSボタンが表示されるため、その衛星SOSボタンを押してフォーマットに沿って救助情報を入力します。

入力した情報はメッセージアプリに転記され、au Starlink Direct SOSセンターがテキストを受信次第、内容に応じて緊急通報受理機関へ通報します。通報受理後は通報区分と位置情報に基づいて緊急通報受理機関による対応が行われます。またau Starlink Direct SOSセンターではあらかじめ被救助者の状態や周辺状況などを入力することによって救助に必要な情報を整理して緊急通報受理機関へ円滑につなげることを想定しています。
さらに圏外における迷子から不慮の怪我・事故など、さまざまな利用シーンにおいて子供から大人の方まで幅広い年代の人に利用できるようになっているということです。対象者はau Starlink Directを利用できる契約者で、au契約者のほか、UQ mobileおよびpovo、他社回線を利用していて「au Starlink Direct専用プラン」または「au Starlink Direct専用プラン+」を契約している場合となっています。
| サービス名 | 対象アプリ | 開始時期 | 特長 |
| au Starlink Direct SOSセンター | ・auナビウォーク ・auカーナビ (KDDI提供) | 2026年5月下旬予定 | ・緊急通報受理機関との接続 ・au Starlink Directを利用している人なら誰でもSOS発報が可能(ドライブやキャンプといった日常アウトドアにおけるSOS) |
| ・家族の安心ナビ (KDDI提供) ・ヤマレコ (ヤマレコ提供) | 2026年夏頃予定 | ||
| マリンコンパス 衛星緊急発報SOS | ・マリンコンパス (インフカム提供) | 2026年夏頃予定 | ・海上のプロによる緊急対応と海上保安庁への通報(マリンアクティビティ・レジャー時の海上SOS) |
| ココヘリSOS ダイレクト | ・SMSからココヘリ捜索窓口へ通報 (AUTHENTIC JAPAN提供) | 2026年4月17日 | ・ココヘリコールセンターとの接続 ・ビーコンを用いた高精度捜索、ヘリコプターでの迅速な捜索(登山やハイキング時の山岳・水域での探索) |
記事執筆:memn0ck
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