ヤクルト増居翔太がプロ初勝利 文武両道の“超野球エリート”が2度も指名漏れしたワケ
25歳で社会人からドラフト4位でプロ入り。遅咲き左腕の増居翔太(トヨタ自動車)が19日の巨人戦でプロ初先発、初勝利を挙げた。
華麗な経歴を持つ。滋賀県内屈指の進学校である彦根東で甲子園に2度出場。2年時の2017年夏に同校初勝利となる1勝を挙げると、18年春には花巻東との3回戦で九回までノーヒットノーランを演じた(試合は延長十回サヨナラ負け)。
慶大に推薦入学後は東京六大学リーグで2度最多勝を獲得したが、指名漏れ。トヨタ自動車入社後の24年には2度目の指名漏れを味わった。直後の24年日本選手権でエースとして優勝に貢献し、入社3年目の昨秋ドラフトで思いが結実した。
そんな増居について、かつての同僚が口を揃えるのが大舞台での勝負強さだ。甲子園はもちろん、慶大時代も大学選手権で優勝、最優秀投手賞を受賞。トヨタでも日本一を達成した。
一方で、プロでは厳しいとの見方があったのも確かだ。身長は173センチと小柄で平均球速は140キロ前半に過ぎない。
「地頭が良く、投球術もあるが、パワー不足で年齢的にも伸びしろを不安視する球団があったのは事実です。とはいえ、ボールの出どころが見えにくい投球フォームで打者のタイミングを外せるし、指先が器用で速球も変化球も巧みに操る。大きなケガをしたことがないタフな体、2度の指名漏れにも諦めずにプロを目指し続けた精神力も魅力です」(アマ球界関係者)
快進撃を続けるヤクルトに、貴重な「投」の戦力が加わった。
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思わぬ掘り出し物があったものの、ある専門家は昨秋ドラフト評価について「ヤクルトが12球団ワースト」とキッパリだ。いったいなぜか。その根拠とは。●関連記事 【もっと読む】ヤクルトのドラフトは12球団ワースト では、それらについて詳しく報じている。
