午前4時から愛犬の散歩へ!キリンビバレッジ株式会社・井上一弘社長の休日の過ごし方

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キリングループでソフトドリンクやお茶、水などの商品を扱う。「午後の紅茶」「ヘルシア」「おいしい免疫ケア」「iMUSE」などを展開する。24年から社長を務める井上一弘氏(60歳)の休日の過ごし方とは?

(撮影/西粼進也)

キリンビバレッジ株式会社

代表取締役社長

井上一弘

66年、埼玉県生まれ。青山学院大学経済学部卒業後、88年にキリンビール入社。07年キリンヤクルトネクストステージ営業部長、09年キリン・ディアジオ執行役員、15年キリンビールマーケティング部部長、18年執行役員、21年常務執行役員流通営業本部長、24年より現職。

午前4時前から愛犬くーちゃんと散歩へ

6年前から飼い始めたポメラニアンのくーちゃんが起こしにくるところから一日は始まります。朝の散歩では、ベンチにいてもらって、私はストレッチをしたり、筋トレをしたりする時間も。

週末は朝だけでなく、夕方の散歩も担います。私を僕(しもべ)だと思っているかもしれません(笑)。

家族がずっと飼いたいと言っていたんですが、ある日、家に帰ったら犬がいたんです。これがあまりにも可愛くて(笑)。それが6年前。以来、平日も週末も朝の散歩は私の担当です。

私の横で寝ているんですが、午前2時半から3時半の間に「オシッコに行きたい」と私を起こしにかかります。それで起こされて部屋の外に連れていき、ワンコのご飯を作って、4時前くらいにお散歩に出ていきます。

朝が早いので、前日は22時か23時には寝ます。昔から朝型です。犬を飼う前は、早朝ジョギングをしていました。

自分で決めたルーティーンをやり切るのが好きです。そこに生きがいを感じるタイプです(笑)。

散歩から戻ってくると軽く朝食をとり、1時間くらいお風呂に入ります。いろんなことを考えながら気持ちを整えていく。平日はこの後、会社に出かけますが、週末は家にいることが多いです。

平日出かけっぱなしなので、基本的にもうあまり出かけたくないんです。

靴を磨いているときは、とても幸せな時間

週末、まず楽しみにしているのが、靴磨きです。毎日、違う靴を履きますから5足しっかり磨く。このときチェックするのが、踵の減り具合です。左右均等に体重がかかっているか。おかしな減り方をしていたら、歩き方や姿勢に注意します。

何十年も靴磨きに使い続けている布が3つほどあるんですが、実は意外なものがピカピカにしてくれます。トリートメントです。よく光りますよ。

靴を磨いているときは、とても幸せな時間です。

30代でマネージャーになってから、部下には「いいから靴を磨きなさい」と言い続けていました。一番おざなりにしそうなエリアを、ちゃんとケアできているか、はとても大事です。

「靴を見れば、その人がわかる」と語る人もいます。

それから簡単な片付けをしたり、スーツにアイロンをかけたり。このとき、同時に楽しんでいるのが、ラジオです。私は小学校から高校まで兵庫県で育ったんですが、子どもの頃からずっと聴いていたのが『MBSヤングタウン』。

今もラジオは大好きで、よく聴きます。聞こえてくる声も心地いいし、リスナーとの距離の近さがいい。

そんなラジオを聴きながら、週末の時間があるときには料理もします。子どもの頃から料理をしていて、凝ったものは作れませんが、和食も洋食も一通りやります。

今までのレパートリーの中で、家族に評判が良かったのは、ロールキャベツですね。シンプルなコンソメ味で仕上げてみたんですが、スープとしてもおいしくできた。料理をしていると、夢中になって日常を忘れられるのがいいですね。

生活ではリズムが大事だと思っています。私の場合は、自分で決めた自分のリズムに合うルーティンをしっかり休日もやり切る。そうすると、すっきりと月曜に臨んでいけます。

エネルギーの発散がうまくできずに次の週に入っていくと、最初から重い球を引きずって走るような状態になる。そうならないよう、しっかり発散するようにしています。

付加価値や独自性のある商品にこだわる

会社にはおまけで入社させてもらったようなものだと思ってきました。だから、結果を出さないとダメだ、という思いは強かったですね。必ず、毎年の目標をやり切る。100%全力で走る。これが信条です。

そのためにも大事なことが、しっかり休息を取ることです。みんなついつい頑張り過ぎてしまうんです。実はスタミナが切れているのに、走り続けてしまう。これではむしろ非効率になる。

だから、月に1日はリセットする日を作りなさい、とアドバイスしています。そこでしっかりと月の計画を立てる。それから集中的に事務処理をする。私は強制的にそういう日を作るようにしていました。一旦止まって、リスタートするんです。

大事なのは、セルフコントロールです。自分で最もいい自分の飼い慣らし方を覚えないとダメだと思うんですね。仕事はもちろん大事ですが、のめり込みすぎてはいけない。仕事の成果をあげるためにも、しっかり休まないといけないし、プライベートを確保しないといけないと思っています。

経営者としては、清涼飲料水メーカーとして、自分たちなりの戦い方をしていきたいと考えています。プラズマ乳酸菌が入っていたり、無糖でもおいしいものだったり、付加価値や独自性をつけることで収益力を高めていく。

健全な経営をすることで、再投資をして研究開発力を高め、より良い商品を生み出していく。これから人口が減っていく中で、薄利多売のようなやり方では、成長を持続させていくことは難しいと思うんです。

幸いにも、キリンビバレッジには商品開発研究所があり、モノを作る力がある。調合や調香をはじめ、優れた技術力で相当おいしい商品を生み出していくことができる。その力も使いながら挑んでいきたいです。

手前味噌ですが、キリングループって、やっぱり人がいいんです。そんな人が育って、成果を出してくれることが何よりの喜びでした。これからも、会社をより良く発展させていくために役に立ちたいと思っています。

社長の月曜日

07年に始めたのが、営業、人事、マーケティングなど、カテゴリーごとにノートを分けて使うことでした。以来、部署が変わってもずっとカテゴリーごとのノートを使っています。一冊のノートにすべてまとめてメモしてしまうと、必要な情報がサッと取り出せない。カテゴリーごとに分けておくと、何か聞かれてもカテゴリーごとに見ればいいので、すぐに答えられるようになります。サイズはA4判。私はこのサイズが好きなんです。

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