注文住宅で「おしゃれな洗面所」にこだわったはずが。住んで気づいた“想定外のデメリット”3つ
家づくりの際「こだわりたいポイント」は人それぞれ。夫婦と4歳・2歳双子で暮らす5人家族の日刊住まいライターは、2025年12月、地元の工務店に依頼した2階建ての注文住宅が完成。なかでもこだわったのは、見ばえ重視で計画した「洗面台」でした。しかし、暮らし始めて「想定外の落とし穴」に気づいたと言います。今回、その失敗談について詳しく語ります。

1:おしゃれな照明が台なし…思わぬ「映り込み」問題

筆者が洗面台でまずこだわったのが「照明」でした。ホテルライクな雰囲気に憧れて、鏡つき収納の奥に照明を仕込む「掘り込み照明」を採用。洗面台周りを間接的に照らしてくれ、「絶対に素敵な空間になる」と思っていました。
ところが、実際に暮らし始めてびっくり。照明のスイッチを入れると、鏡の上に光のラインがくっきり映し出されています。原因は、鏡の背面に施工したキッチンパネル。掘り込み照明をきれいに反射してしまい、イメージしていた洗練さとは異なる雰囲気に。
また、手入れがラクになるという理由でキッチンパネルを採用しましたが、今思えば「水が飛び散る鏡と洗面台の間だけ」に採用するなど、もう少し工夫ができたのかもしれません。
完成形の雰囲気ばかり想像していましたが、光の反射や映り込みまで考えておくべきでした。
2:収納力重視で選んだ「引き出し」が使いにくい

洗面台の収納は「できるだけたくさん入る方が便利だろう」と考え、幅90cmの大きな引き出しタイプを選択。
しかし、実際に小物や日用品を入れると、引き出し自体の横幅と中身の重さの影響で、あけ閉めの際に揺れてしまうのです。
とくに、片側に負荷がかかったまま閉めようとすると、隣接する壁にすれてヒヤヒヤ。壁や引き出しを傷つけたくない気持ちから動作が慎重になり、忙しい朝も気軽に使えないという本末転倒な状態に。
収納力そのものには満足していますが、引き出しはもう少し狭い幅にしておけばよかったと、後悔が残る結果になってしまいました。
3:こだわりのタオルハンガーが設置できない…

洗面台のタオルハンガーは、入居後に好きなものを取りつけたいと思い、打ち合わせ段階では、設置する位置について相談していませんでした。
しかし、いざ入居して確認すると、タオルハンガーを取りつけようとしていた位置にはスイッチが配置ずみ! ほかに取りつけられそうな場所もなく、スイッチの操作性を守るためには、用意していたタオルハンガーを断念せざるを得ませんでした。

現在は、引き出しに差し込むタイプのタオルハンガーで対応しています。施主支給をするなら、早い段階で設計士に相談したり、図面をこまかくチェックしたり、施主側も気をつける必要があると痛感しました。
家づくりでは、つい「おしゃれ」や「収納量」などに目がいきがち。
ですが、毎日使う場所だからこそ、実際の動作や扱いやすさまで含めてシミュレーションすることが大切でした。これから家づくりをされる人の参考になればうれしいです。
