ユーミン“声優デビュー” 松任谷夫妻が研究してきたAIの“第3の声”を「マンガローグ:火の鳥」に投入
歌手の松任谷由実(72)のAI音声「AIユーミン Yumi AraI」が、初めて声優に挑戦する。先月、東京都港区に開業したMoN Takanawa内シアターのこけら落とし公演「マンガローグ:火の鳥」の会見が6日に同所で行われ、発表された。
手塚治虫氏の名作「火の鳥 未来編」を新しい漫画体験として上演する試み。巨大な3面LEDに漫画のコマとアニメーションを特殊効果を駆使して上映し、日替わりキャストが物語を朗読する。AIユーミンは、人類を破滅に追い込む高性能コンピューター「ハレルヤ」と「ダニューバー」役を務める。
ユーミンはかねて、夫で音楽プロデューサーの正隆氏(74)とAI音声の研究を進めてきた。今回、声優に起用されるのは「Yumi AraI」名義のもの。昨年11月発売のアルバム「Wormhole」の制作で初めて“実戦投入”された。荒井由実時代から現在に至る数百におよぶ音声記録をAIに学習させて再構築。ユーミン“第3の声”とした。
音楽ライブにはまだ投入されておらず、一足先に声優の分野で使用された形だ。制作統括の朴正義氏は「AIと芸術がどう向き合えば良いのか課題がある中、大物のユーミンさんに今回引き受けていただいた」と感謝。AI音声がコンピューターを演じる、まさに適材適所の起用。現在は制作の真っ最中で「これからどのような作品になるのか。もしかしたら問題作になるのかもしれない」とクリエーターとしての興奮と緊張感をのぞかせていた。
≪ロボットと共演 新内眞衣楽しい≫「マンガローガー」という肩書で漫画の読み聞かせを担当する女優の新内眞衣(34)も会見に出席した。舞台上では山寺宏一(64)が声を担当する、客席や漫画をカメラで映すための舞台に設置されたロボットアームと共演。「ロボットとの共演は初めてのことなので戸惑うことばかりですが、楽しく交流できそう」と楽しんでいる様子だった。元乃木坂46とあり、先月に第1子の出産を発表した松村沙友理(33)について「母親の目線でこの作品を見てほしい」と願った。

