谷口将隆“日本人キラー”サンティアゴ戦へ「凄いイメトレする」 デビュー10年の節目に「経験ぶつける」
◇プロボクシング「TREASURE BOXING PROMOTION 12」WBA&WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ 統一王者 レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)<12回戦>WBO4位、WBA7位・谷口将隆(ワタナベ)(2026年4月3日 東京・後楽園ホール)
プロボクシングの世界戦興行「TREASURE BOXING PROMOTION 12」の前日計量が2日、都内で行われ、約3年3カ月ぶりの世界王座返り咲きを目指す元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(32=ワタナベ)はリミットの48・9キロで一発クリアした。WBA&WBO統一世界同級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)はリミットより300グラム軽い48・6キロでパスした。
リミットいっぱいで計量を終えた谷口はスポーツ飲料を口にし、大きく息をついた。「今回は練習をし過ぎたので、最初は体重のことを考える余裕がなかった。今回はやっと追い込み期間が終わる、という思いだった」
先月31日に打ち上げた練習では「ボクシング人生で1番、練習した」と話す。同24日に終えたスパーリングも140ラウンドを消化。「追い込むだけでなく、頭を使いながら“何で今これをしているのか”と考えてやった。今できる最大をやった」と世界2階級制覇へ、自身も納得の調整と仕上がりで備えた。
それも日本人キラー攻略のため。2本のベルトを肩にかけた統一王者サンティアゴとはこの日、約20秒のにらみ合いを展開すると、最後は笑顔でがっちり握手。「相手もデカいし、きつそう。口もかさついていたし、それなりに減量したと思う」と冷静に分析しながら「いかにレネの良さを消すかを考えたい。明日に向けて凄いイメトレしようと思う。明日はいい試合になると思う」と日本人王者から連勝中の難敵攻略に自信をのぞかせた。
試合当日は2016年4月3日に初回KO勝ちしたプロデビュー戦からちょうど10年となる節目の日。「デビューしたときは何も知らなかった。10年前の今日なんて計量後にコーラ飲んでましたから」と笑いながら、「ゆっくり抜いた水分を戻すまでがリカバリー。焦らずゆっくり落とした水分を入れてから炭水化物を取る」とリカバリーに努め「経験ですね。この10年をぶつけたいし、先につなげたい。プロボクシング世界タイトルマッチというのものを見せたい」と元世界王者の貫禄を漂わせた。
ワタナベジムとしては24年3月31日から世界戦は5連敗中。「勝ちたい気持ちが強い。やってきたことを出せば自ずと思い描いた結果になる」。22年4月に自身がWBOミニマム級王座の初防衛に成功して以来、3度目の後楽園ホールでの世界戦。勝てば他団体王者との統一戦にもつながる一戦。「勝てばそのときに調子こいたこと出るんじゃないですか」と笑いながら、決戦へ静かに闘志を燃やしていた。
興行のもようはU−NEXTで独占ライブ配信される。
