RKC高知放送

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高知で輝く人を紹介する「キラッ人」。今回は、高知県四万十市の道の駅「よって西土佐」でオープンから駅長を務める男性です。

2026年4月、オープン10周年を迎える高知県四万十市の道の駅「よって西土佐」。
地元食材などが並ぶ道の駅をオープン以来、駅長として支える男性がいます。大きな病気を経験しながらも変わらない元気な姿で地域を盛り上げる男性の思いに迫ります。

今回のキラッ人は、道の駅「よって西土佐」の林大介駅長です。

四万十市西土佐の道の駅「よって西土佐」。
「よって西土佐」は2016年に高知県内で23番目にできた四万十市内初の道の駅です。
店内には新鮮な野菜などが並び、四万十川の天然のアユを楽しむことができる「鮎市場」や、地域でとれたイチゴや栗をふんだんに使ったケーキが並ぶ洋菓子店「ストローベイルSANKANYA」が訪れた人たちを楽しませています

「よって西土佐」の駅長を務める林大介さん(66歳)。
1959年に旧・西土佐村で生まれた林さんは、地元の高校を卒業後、営業マンとして働いていましたが、家族との時間を大切にしたいと1990年から地元西土佐の四万十川西部漁協の鮎市場で働き始めました。その後、地元の生産者グループの一員として道の駅の建設計画にも関わり、駅長を地域外から呼ぼうという話が上がった時、自ら駅長になることを決めました。

■林大介駅長
「地元の人がなったほうがいいだろうと」
「マスコットキャラクター的な感じになろう」

2016年4月10日。道の駅よって西土佐がオープンしました。

■林大介駅長
「よって西土佐、”よって”というのは集ってください、集まってください。近くで見てください。それにお酒に酔ってくださいの ”よって”でございます。皆様、今後も道の駅よって西土佐をよろしくお願いします」

林さんの携帯電話には、「よって西土佐」の歴史が多く残っていました。

しかし2024年、林さんを病魔が襲います。
胃の痛みを訴え、病院を受診。検査の結果、胃ガンと判明しました。その後すぐに入院し抗がん剤治療などを経て胃の全摘手術を受けました。

手術の影響からオープン当時のふっくらとした姿から顔も体も細くなった林さん。これまで朝早くから出勤し、陳列や仕入れを行っていましたが、手術以降は仕事の量をセーブしています。その裏には、自身の体調だけでなく道の駅スタッフへの厚い信頼がありました。

2026年3月、「よって西土佐」では10周年イベントに向け、着々と準備が進んでいて、イベント前の最後の会議を行なっていました。今回のイベントも、スタッフ1人1人が頑張ってくれて、自分はほとんど何もしていないと話す林さん。

■林大介駅長
「みんなで盛り上がれば」

オープンから間もなく10年。林さんが駅長を続けてこれたのは、多くの人の支えがあったからだと話します。

西土佐で生まれ育ち、たくさんのことを経験してきた林さん。地元への感謝を胸に地域に根差した道の駅であり続けたいと言葉を強めます。

これからも道の駅に”よって”もらえるように。林さんは持ち前の笑顔と明るさで西土佐地域全体を照らし続けます。