「隣になったら地獄」近鉄特急“プレミアム車両”での家族連れの振る舞いが炎上、鉄道会社の見解は?
近鉄特急の特別席での家族連れの振る舞いをめぐり、SNS上で論争が巻き起こっている。
Xの投稿によると、子どもが座席や窓に足を乗せていることをめぐって苦言が寄せられ、それに対して父親とみられる投稿主が反論したことで、炎上状態となっているようだ。
発端となった投稿には、大阪と名古屋をつなぐ近鉄の「特急ひのとり」に乗車した家族連れが、プレミアム車両のシートでくつろぐ様子の動画が添付されていた。
しかし、映っていた子どもの足が座席や車窓に触れているように見えたためか、「親なんとも思わんのか?」「隣になったら地獄」などのコメントが寄せられた。
●追加料金がかかるプレミアム車両も批判の背景か
「特急ひのとり」の公式サイトによると、プレミアム車両を利用するには追加料金が必要となる。
そのためか、Xには「プレミアシート取って後ろがこんなうるさい席なら残念どころではないな。私なら泣いちゃう」といった投稿も見られた。
一方で、「騒いで周りに迷惑かけて無ければ良いかな」といった声もあり、受け止め方はさまざまなようだ。
電車内での振る舞いはたびたび議論の的となるが、どのように考えればいいのだろうか。近畿日本鉄道(近鉄)に聞いた。
●近鉄「客個人のマナー意識」
そもそも、電車内で足を窓に向けたり、前の座席に乗せたりする行為はマナー違反にあたるのだろうか。
弁護士ドットコムニュースの取材に対し、近鉄は「投稿されている動画については、旅客営業規則の範疇ではなく、お客様個人のマナー意識であると存じます」と回答した。
そのうえで、次のように説明した。
「ただ、弊社といたしましては、お客様がお互いに気持ち良くご乗車いただくため、乗車マナーを守り快適な車内環境づくりにご協力いただくようお願いしているところでございます」
●「放送や掲示で啓発に努める」
鉄道会社には、運賃や利用条件などを定めた「旅客営業規則」がある。
ただし、座席での過ごし方については、この規則でルールやマナーが定められているわけではなく、利用者の思いやりに委ねられている側面が大きいようだ。
近鉄は次のように述べている。
「引き続き、放送や掲示等により乗車マナー向上の啓発に努めるとともに、乗務員に対し、車内巡視時には車内の状況をよく確認し、他のお客様のご迷惑となる行為を認めた際はお声掛けを行うよう指導しております」
