EVドライブで静かにスタートし、市街地を抜けてレインボーブリッジ方面へ。ボディサイズは大きく(ホイールベース3003mm、全長5123mm、全幅2022mm)、さすがに都内の一般道での取り回しには気を遣うが、先導車の中村さんからの無線による的確な誘導のおかげでスムーズに高速道路へと入る。ひとたび高速に乗ってしまえば”Strada”モードでハイブリッドドライブを選択し、穏やかで快適な走行を楽しむことができた。リラックスしすぎたのか、スタート前のマインドフルネス講座の効果なのか、あるタイミングで自分自身が”無心”モードに入っていることに気付いて逆に驚いたほどだ。

約60kmを走行し、千葉県市原市のランチ会場へ到着。情報非公開の会員制ラグジュアリーゴルフ場のレストランでランチをいただく特別な体験に、参加者の気分はさらに晴れやかに上がっていく。

食後に数分のマインドフルネスのセッションを体験し、呼吸で気持ちを整えて再スタートに臨んだ。次の区間はゴール地点までの約40km。私はレヴエルトでドライブする。第一区間でこのレヴエルトを運転した京谷さんが「湯淺さんがEV走行も楽しめるように、走行中にリチャージしておいたよ!」と言ってくれた。そんな女性ならではの細やかな心配りが嬉しい。一方、私が第一区間で運転したウルスSEはリチャージせずに走り、電気を使い切ってしまっていた。第二区間でウルスSEに乗られた吉田さん、気が利かなくてごめんなさい…

今回も先導車の後を同じ車両順で走る。レヴエルトはミラーを含めると2266mmという圧倒的な全幅だが、雨も小降りになったこともあって視界は想像以上に良好だ。一般道では路面の凹凸に若干気を遣いつつドライブしたとはいえ、なんと走りやすいスーパーカーなのだろうか。時折唸りを上げるV12のサウンドを楽しむ余裕ができてからは、気を張ることなくドライブできた。そしてウルスSEのときと同様に、レヴエルトでもまた”無心”モードに入っている自分がいた。無心になりすぎたために信号待ちでふと我に返ったときに若干の急発進をしたこともあったが、そんなときこそ4WDが本領を発揮、挙動の安定感を実感することができた。

ゴール地点の「BOTANICA MUSEUM」(千葉県千葉市)でのアクティビティは、植物園の散策とフラワーアレンジメントの体験。ミモザの花をベースに、好きな花を選んでボックス型のフラワーアレンジメントを作っていく。花に囲まれた空間で、女性同士が楽しく個性的なアレンジを仕上げていく姿は、とても華やかで楽しそうだ。表情も明らかにスタート時よりもリラックスして輝いている。最後のティータイムでは参加者からスピーチをいただく場面もあった。「大阪から来た甲斐がありました」「本当に楽しかったです」「毎月やってほしいです」といったポジティブなコメントが溢れ、女性オーナーたちが心から楽しんでいる様子が伝わってきた。

イベントはBOTANICA MUSEUMでのティータイムで幕を閉じたが、我々には返却場所まで車両を運転していくというミッションがあり、この第三区間で私はランボルギーニの最新モデル、テメラリオを担当した。テメラリオはその日が下ろしたてだという。まだカスタマーへの納車は開始されておらず、日本で走っているのは広報車だけというタイミング。ミモザの花と同じイエローカラーをまとったこのテメラリオはまさにこの日のヒーローカー、否、ヒロインカーだった。ヒロインといえども可憐なお姫様ではなく、TPOに応じてエレガントにもパワフルにも振る舞いを変えられる、変幻自在で魅力的な女性のような車だ。ウルスSEやレヴエルトからテメラリオに乗り換えると、率直な感想は「あ、やっぱり小さい」。とはいえ、全長は4706mm、全幅は1996mmなので一般的には決して小さくはないのだが…