赤い皆既月食、ルナプログラム…腕時計としてのひとつの到達点を見ました
赤い皆既月食の神秘を、腕元に。
2026年3月3日。例年なら、女の子の幸せを願う行事「ひな祭り」の日として盛り上がります。しかし、2026年はそれだけではありません。なんと、夜空に赤い月が現れます。そう、皆既月食を目撃することができるんです!
皆既月食の月は、なぜ赤い?
地球と月は、太陽の光を受けて輝いています。夜空に浮かぶ月が明るく光っているのは、太陽の光を反射しているため。しかし、太陽・地球・月が一直線に並び、地球の影を月が通過する際に、月の一部が欠けて見えます。これが「月食」です。
この月食のうち、月全体が地球の影にすっぽり入ってしまう現象を「皆既月食」といいます。皆既月食の最大の特徴は、その色。月が赤銅色に輝くのです。いわゆる「ブラッドムーン」ってやつですね。
なぜ月が赤く染まるのか。それは、地球の大気が赤い光だけを透過して月に届けているから。そのほかの波長の光は、地球の大気でカットされ、赤い光だけが月に届くので赤くなるんです。
3月3日の皆既月食は、18時50分くらいから欠け始め、20時04分ごろに完全に地球の影になります。このときがブラッドムーンのチャンス。比較的早い時間帯なので、ぜひ夜空を眺めてみましょう。
そんな皆既月食のイメージを、シチズンは「ATTESA(アテッサ)」の腕時計で表現しました。「赤い皆既月食」をイメージしたモデルを2製品発売します。なかには世界初(※)の技術が搭載されているモデルも。うーん、とてもロマンチック。いったいどんな腕時計なのか、見ていきましょう.
※2023年8月現在。シチズン時計調べ。
月齢自動計算機能「ルナプログラム」を搭載した「BY1005-73Z」
まずは、「BY1005-73Z」。定期的な電池交換が不要な「光発電エコ・ドライブ」を搭載し、かつ時刻合わせ不要な電波時計で、非常に実用的な製品です。
最大の特徴は、アナログ式光発電腕時計では世界初(※)となる月齢自動計算機能「ルナプログラム」が搭載されているところ。これがとても優れものなんです。
※2023年8月現在。シチズン時計調べ。
文字板に月の満ち欠けを表示する月齢板を備えた時計を一般的に「ムーンフェイズ」と呼びます。毎日の月の満ち欠けが腕時計で確認できるのは、小さなロマン。
ルナプログラムはムーンフェイズをさらに進化させた機能です。通常ムーンフェイズは、時刻表示や日付表示とは別の機構で動いています。くわえて、実際の月齢と腕時計内の月齢には誤差があるため、長期間使用していると実際の月齢とムーンフェイズの表示がズレてきます。この月齢のズレは、時刻合わせとは別に行なう必要があります。修正が結構面倒なんですよね…。
そのズレが生じることなく、正しい月齢を自動的に表示するのが「ルナプログラム」です。月齢を自動計算するプログラムを内蔵しており、電波で受信した日付情報を基に、月齢板に正確な月齢を表示してくれます。だから、いつでも正確な月の満ち欠けを文字板上で確認できるというわけ。これは画期的です。
ルナプログラムを実現するために、月齢を算出する複雑な計算式をシチズン独自で導き出し、それをムーブメントに組み込んでいます。これをアナログ式光発電腕時計で実用化しているのは、現時点ではシチズンのみ。独自の計算式まで作って正確な表示にこだわった情熱が素晴らしいですね。まさにオンリーワンな腕時計です。
「インク盛り」で月のクレーターを文字板に再現
「BY1005-73Z」は、皆既月食をテーマに、デザインにもこだわりが詰め込まれています。
文字板の色に、腕や肌の色に馴染みやすく、高級感を演出する深みのあるワインレッドを採用。ブラッドムーンのオレンジがかった色を忠実に再現するのではなく、黒をベースにしたATTESAのイメージに合うように、深みのある色合いになっています。そのため、フォーマルなシーンでもマッチする腕時計に仕上がっています。
文字板をよーく見てみると、凹凸があります。実はこの文字板、インクジェット印刷を何層にも重ねることで立体感を出す「インク盛り」という技法が用いられています。これにより、月のクレーターや海などを立体的に表現。薄い文字板の上に立体感を出すのは技術的に困難とされてきましたが、精緻な技術で見事に月面を再現しています。文字板をじっと見つめていると、思わず吸い込まれそうになります。
以前から感じていたのですが、シチズンの腕時計の文字板って、やけにデザインが細かいんですよ。「BY1005-73Z」でいえば、外周の時刻のインデックス。単なる長方形かと思いきや、エッジがカットされていて、より立体的に見えます。こういう細かい部分に、メーカーとしてのこだわりが感じられます。
それだけではありません。6時位置にある月齢板の月は、赤い金属の粒子を蒸発させて定着させる「蒸着」によってブラッドムーンを表現。そしてその背景には、パール印刷で星空も表現しています。この月齢板は、まさに「小さな夜空」なんです。
最初、月齢板の背景の星空、わからなかったんですよね。よーく目をこらしたら、月の後ろに星空が浮かび上がってきて、「うわ、なんだこれ!」って思わず声が出ちゃいましたよ。こういう細かい部分へのこだわりが、さすがシチズンです。
地球上のどこにいても正確な時を刻む「CC4077-71Z」
今回登場するもう1機種は、ATTESAの「CC4077-71Z」。±5秒/月という高精度を誇るキャリバー「F950」を搭載したフラッグシップモデル「CC4055-65E」をベースに、皆既月食仕様のデザインが施されています。
「CC4077-71Z」は、上空約2万kmにあるGPS衛星と同期することで、地球上のどこにいても正確な時刻を刻む「サテライト ウエーブ GPS」を搭載。いつでもどこでも、世界中で正確な時刻を表示できます。しかも、エコ・ドライブ仕様なので定期的な電池交換は不要。正確な時刻&電池切れの恐れもない、腕時計としてのひとつの到達点といえるモデルです。
「CC4077-71Z」は、神秘的な印象の白蝶貝の文字板の上に、月の模様をあしらった文字板を重ねてブラッドムーンを表現しています。
サファイアガラスのベゼルには、裏側にダークレッド、都市名にシルバーという二重の蒸着が施されており、立体感があります。
これ、実物を見るとわかるんですが、ベゼルの中に都市名が浮かび上がっている感じがするんです。この浮遊感が、なんとなく月面を想起させるというか…。
しかも、光を受ける角度により赤色の浮かび上がり方が変わります。それが月の満ち欠けにも見えて、まさにブラッドムーン。ベゼルのワインレッドが映える瞬間です。これはもう、実物を腕にしてみないとわからない感動かもしれません。
ATTESAのアイデンティティ、スーパーチタニウム™
シチズンのATTESAといえば、チタニウム加工が特徴。今回発売される両モデルのケースおよびベルトにはスーパーチタニウム™が採用されています。
スーパーチタニウム™は、チタニウムにシチズン独自の技術「デュラテクト(表面硬化技術)」を施すことにより、ステンレスよりも軽く、約5倍以上の表面硬度を実現しています。スーパーチタニウム™は金属アレルギーが起こりにくい素材なので、肌が弱い方でも安心して着けられるというメリットもあります。
ATTESAは、スタイリッシュで正確な時刻を刻むだけではなく、軽くて丈夫でお肌に優しいという側面も持ち合わせているのです。
チタニウムは元来ロケットなどの素材にも使われている金属。チタニウムが纏う「宇宙」というイメージが、今回の製品のモチーフとなっている皆既月食にマッチしています。
数量限定の希少モデル。皆既月食のお供に
両モデルとも世界限定発売となっており、「BY1005-73Z」(19万8000円)は2,200本、「CC4077-71Z」(38万5000円)が1,800本です。確実に手に入れたい方は、予約必至です。
赤銅色に染まる皆既月食を、小さな腕時計に閉じ込めたロマン溢れる「ATTESA」。発売日は2月26日(木)です。
皆既月食の前にゲットして、一緒にブラッドムーンを眺めてみてはいかがでしょうか。きっと、より鮮やかに月が輝いて見えるはずです。
Photo: 小原啓樹
Source: Shades of Red 特設サイト
