気象予報士・松浦悠真氏が警鐘「6月に40度近い気温の恐れ、異例の早期警戒を」

2025年6月10日 20時29分

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気象予報士の松浦悠真氏が、「【早期天候情報】40℃近い気温も 15日ごろから顕著な高温に厳重警戒気象予報士解説 (2025年6月10日夜配信)」と題した最新動画を公開し、6月中旬以降の日本列島に迫る“記録的な高温”について詳細に解説した。

松浦氏は動画冒頭で、「6月9日に高温に関する早期天候情報が発表されました。北日本から西日本ではかなりの高温となりそうです」と現状を説明。特に6月15日頃から5日間程度は、「10年に一度レベルの頻度で発生するような高温」が予想され、北海道から九州にかけて全国的に厳しい暑さになると警告した。

「この時期としては非常に気温が高くなり、梅雨の期間でもあることから、非常に蒸し暑くなる。熱中症には厳重な警戒が必要」と松浦氏は強調し、例年と異なる気温上昇のメカニズムまで丁寧に解説。「今回の高温は太平洋高気圧が日本付近まで張り出し、南から暖かい空気が流れ込みやすい気圧配置になっていることが主な理由」とし、「季節外れの真夏並みの暑さがやってくる」とした。

具体的な予報としては、九州・四国・関西エリアで30度超えが常態化し、「大阪は18日、19日あたりには35度近く、名古屋は上振れした場合には39度、場合によっては40度近い気温になる可能性」を松浦氏は指摘。「関東の内陸部、熊谷では37～38度の予報が出ており、フェーン現象など条件が重なれば40度も十分視野に」と、例年にない危険な暑さを予言した。

東北や北海道でも例外ではなく、「北海道でも30度を超えるような地域が出てくる可能性が高い。全国的に気温が上がり、特に17日から19日が暖波のピーク」だという。さらに、「前線や高気圧、上空の風の位置によっては、40度近い暑さになる地域がより拡大する」と重ねて警鐘を鳴らした。

松浦氏は動画の締めくくりで、「6月の最高気温の記録を塗り替えるレベルで、気温が高くなる可能性も十分考えられる。例年ほど暑さに慣れていない中での災害級の高温に、熱中症や農作物・家畜への影響にも十分ご注意を」と、視聴者に繰り返し注意喚起した。そのうえで「今後も長期的な天候情報やリクエストはコメント欄まで」と呼びかけ、特典満載のメンバーシップへの参加も促した。