誌面や料理教室で大人気!『はちみつしょうゆチャーシュウ』のレシピ【堤 人美さんの傑作】
前回のお話:“甘くない肉豆腐”のおいしさに驚き! 『青じそたっぷり塩肉豆腐』のレシピ【堤 人美さんの傑作】
今回の傑作レシピ

『はちみつしょうゆチャーシュウ』
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焼きつけてから煮る、の2段構えで
これって自家製? と驚くほど深い味わいが魅力のチャーシュウ。その秘密は、下味とたれにダブル使いしたはちみつです。誌面のみならず、オレンジページが東京・阿佐ヶ谷で運営するスタジオ〈コトラボ〉の料理教室でも、講座を開くたびに大人気。ほどよくついた焦げも、おいしさのもと。
「ふだんから、鶏手羽などはまずしょうゆで焼きつけてから煮込むので、チャーシュウでも同じことをやってみようと考えました。これに限らず、焼きつける工程はいつもけっこう驚かれますが、下味の分量と火加減さえ間違わなければ焦げすぎないので大丈夫。恐れずに(笑)、しっかりと焼きつけてください」

「酢を少しだけ加えることで、味をひきしめてややさっぱりさせています。酢には肉を柔らかくする働きもあるので、一石二鳥ですね」
トッピングに提案した甘酢大根は、編集部でも人気が高い一品です。
「ラーパーツァイ(中国・四川風の白菜の甘酢漬け)みたいな感じで簡単に作れるものはないかなと考えて、大根で作りました。甘酸っぱさがチャーシュウによく合って、のせて食べるとおいしいんですよ。ぜひいっしょに食べてほしいです」

薄切り肉で作る、驚きのチャーシュウ
同じ特集の中には、かたまり肉ではなく、薄切り肉で作るという斬新なチャーシュウも!
試行錯誤のすえ、レシピは無事に完成。薄切り肉をロール状にまとめてつま楊枝で留めたものをたれにからめたら、あとは電子レンジで加熱します。

『くるくる甘辛チャーシュウ』
「食べてみると柔らかくて、口の中で肉がほろっとほどけるので、だれにでも食べやすいチャーシュウができ上がりました。特集自体は年末年始のおもてなしを意識した内容でしたが、この料理はふだんのお弁当にもおすすめですね」
試作というより、もうほとんど実験!
これらのレシピが掲載された特集のテーマは「自家製チャーシュウ&鶏ハム」。チャーシュウがいくつも並ぶので、単調にならないよう工夫をしたそう。
「煮込み時間とか甘みとか、バリエーションがつくように考えました。調理器具も、鍋あり、オーブンあり、電子レンジありで。電子レンジを使うレシピ(前出の「くるくる甘辛チャーシュウ」)はやっぱりなかなか大変で、照りを出すにはどうしよう、とアシスタントと話しながら片栗粉を小さじ1/4だけ入れてみたらうまくいったとか、本当にいろいろあって。試作というより、もうほとんど実験みたいでしたね(笑)」
こうして練り上げられ、発表された渾身のチャーシュウレシピ。掲載から約10年たった今もなお、読者やオレぺスタッフに愛されつづけているのも納得です。

堤 人美さん
出版社勤務、料理研究家のアシスタントを経て独立。素材の持ち味を生かした、作りやすくておいしく、おしゃれなレシピにファンが多い。書籍、雑誌、広告などで幅広く活躍中。『気軽にできて、とびきりおいしい! グラタン・ドリア』(Gakken)など著書多数。
