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小型ディフェンダー登場?

JLR(ジャガー・ランドローバー)は、新たなコンパクトSUVの導入を計画しており、ディフェンダーの小型版「ディフェンダー・スポーツ(仮称)」が発売される可能性がある。

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このモデルは数年前から計画が噂されてきたが、これまで正式な発表はなかった。しかし現在、次世代のEV用プラットフォーム「EMA」を使用し、次期型レンジローバー・イヴォーク、ヴェラール、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツの兄弟車として登場する可能性が見えてきた。発売時期は、早くて2027年頃と予想される。


ディフェンダーファミリーに新たなモデルラインが加わる可能性がある(画像は予想レンダリングCG)    AUTOCAR

最近開催されたJLRの投資家向け説明会で、エイドリアン・マーデルCEOは「レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリーの各ブランドはこのプラットフォーム(EMA)から生まれる」と述べた。

詳細は明かされなかったが、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリーは、次の世代で電動化する見込みであり、これらと並ぶ第4のモデルラインとしてディフェンダー・スポーツの導入が期待される。レンジローバーとディスカバリーには、それぞれ「スポーツ」と名のつくモデルが存在する。

JLRは現在、ジャガー、ディスカバリー、レンジローバー、ディフェンダーという4つのコアブランドを中核とする新たな「ハウス・オブ・ブランド」戦略を進めている。新モデルライン導入の動きは、ディフェンダーを1つのブランドとして確立させることを目指したものと思われる。

JLRのマーケティング・ディレクターであるアンソニー・ブラッドベリ氏は、最近AUTOCARの取材に応じ、次のように語った。

「これは探検家の乗り物であり、常に境界線を押し広げ、他のクルマではできないことを物理的に可能にしてきました。それが不可能を受け入れるという精神であり、75年間ずっとそうであり続けてきました」


オフロード性能と実用性の両立が期待される。(画像は予想レンダリングCG)    AUTOCAR

ディフェンダーの名を冠したクルマは、「その活発さ、実行感」を備えていなければならないとブラッドベリ氏は言う。サイズに関わらず、道を選ばない走破性能を持たせる必要がある。

ベースとなるEMAプラットフォームは「シンプル」な構造であり、混戦を極めるSUV市場に対して競争力を高めるため、先進的なバッテリーやパワートレイン技術を搭載できるように設計されている。

800Vの充電アーキテクチャによって超急速充電を実現し、おそらく最大出力は350kWになるだろう。バッテリーは、JLRの親会社タタが英国に新設するバッテリー工場で生産され、現在のジャガーIペイスで使用されているものよりもエネルギー密度が大幅に高くなるだろう。

今日のディフェンダーは、JLRの世界販売台数のかなりの割合を占めている。JLRは、EMAベースのモデルが今後どれほどの割合を占めるかの予測を示していないが、これまでのレンジローバー・イヴォークとランドローバー・ディスカバリー・スポーツは、発売以来、一貫して好調な売れ行きを見せている。