「看見台湾」公開10周年、続編制作へ 斉柏林監督の遺志次世代に(写真左から3人目は続編を手掛ける麦覚明監督)

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(台北中央社)故チー・ポーリン(斉柏林)監督がメガホンを取ったドキュメンタリー映画「看見台湾」(邦題:空からの招待状)が公開10周年を迎え、続編の制作が決まった。「看見・齊柏林基金会」が8日、発表した。

同映画は全編空撮で台湾をありのままに映し出した。2013年11月に台湾で劇場公開し、同年の年間興行成績3位の大ヒットとなった。17年6月、東部・花蓮で続編の撮影中、チー監督は乗っていたヘリコプターの墜落により死亡した。

同基金会の万冠麗執行長(CEO)は、第2弾をそのままチー監督のためにとっておくことから、続編は「第3弾」になると説明。「台湾の土地や環境のために声を上げる」というチー監督の精神や志を次世代につなげていけばと期待を寄せた。

第3弾を手掛けるのは、台湾のテレビ番組の祭典「ゴールデン・ベル・アワード」(電視金鐘奨)で複数回受賞している麦覚明監督。各地を歩き回り、日常的な視点から世界を観察するのが得意だといい、続編も空撮によって行われ、台湾の山や川、海などこの土地に関する物語を発見したいとしている。

新作では、台湾で2番目に高い山、雪山が紹介される。雪山は標高3886メートルで、中部・台中市と苗栗県の境界に位置する。台湾にとって重要な水源地となっており、ヒノキ林や氷河地形のカール湖などを有する。

(葉冠吟/編集:荘麗玲)