浅野いにお氏

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映画『零落』の試写イベントが、8日の都内で行われ、キャストの斎藤工趣里玉城ティナ、そして、監督を務めた竹中直人、原作者の浅野いにお氏が登壇した。

本作は、⻘春漫画の金字塔「ソラニン」を放った浅野氏の新境地とも言える作品で、漫画家の"極限の業"を捉えたもの。人生の岐路に立った主人公が堕落への片道切符を手にした様子を見せる。

今回は、完成記念のイベント。原作の浅野氏は「出来上がりに凄く満足しています」と竹中監督に思いを伝えた。「もう竹中さんの好きなように、どうぞ思い通りに やってくれればイイなと思っていました。竹中さんのフィルターを通していますけれど、作品の本質を全く失っていなかったです」と称賛した。

浅野氏は、竹中監督とのやり取りで、一つ笑い話を紹介した。それは、映画化の打診を受けた際のことで「竹中さんのラジオに呼ばれたことがキッカケだったのですが、そのときから熱烈なアプローチを頂けておりました。なんせ、詰め寄り方が凄くて、とんでもない数のLINEが届くのです。制作過程の細かいところが書いてあって、とにかく全部が伝わってきました」と回顧。

「でもですね、竹中さんが先走り過ぎて、僕に直接の打診があって困惑しました。漫画から映画を作るときは『間に、出版社が入るんですよ』って、僕の方から教えてあげたぐらいです」と手順を飛び越えているエピソードを明かし、客席を笑わせていた。

そんな竹中監督は、原作を読み終わったときの感想を教えてくれた。「いにおさんに初めてお会いする時には、もう絶対に!映画にする!そんな思いで突き進んだ感じでした」と当時ぶつけた勢いを思い出していた。

映画『零落』は、3月17日からテアトル新宿ほかで、全国ロードショー。


▼ (左から)竹中直人監督、玉城ティナ斎藤工趣里浅野いにお


▼ 映画『零落』予告映像


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