【バイタルエリアの仕事人】vol.24 小川航基|磨き上げた“ワンタッチゴール”。一瞬で描かれるシュートへのイメージ
神奈川県横浜市出身。桐光学園高を卒業後の2016年、ジュビロ磐田でプロキャリアをスタートさせる。19年の夏から半年間、水戸ホーリーホックにレンタル移籍し、復帰した磐田では21年までプレー。翌年に横浜FCへ移籍し、1年目からエースとして活躍。チームのJ1昇格に大きく貢献した。
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コンディションは良いですね。ここからさらに上がっていくんじゃないかという期待もありますし、充実したキャンプを送れていると思います(※インタビューは1月25日に実施)。
怪我人を出さないようにと、まだそこまでハードな感じでもないです。戦術面では、去年のベースにプラスアルファを落とし込んでいる段階ですね。
今年は新加入選手が多くて、去年とはまた違ったチームになっていると思います。ゼロからのスタートで、球際の部分だったり、そういう意識は去年よりも強いのではないでしょうか。
自分としては、去年は1年を通して試合に出させてもらって、たくさんのことを学ばせてもらいました。42試合あるなかで、どういうサイクルで試合に向けて身体を作っていくか。こういう時間帯には、こういうプレーが必要だとか。チームが上手くいっている時、そうじゃない時に、何をすればいいか、とか。
25歳になって、中堅と見られるなか、周りに任せきりではダメなところもある。チームが上手くいっていなければ、オフ・ザ・ピッチの立ち振る舞いも大事になってくる。ジュビロ時代を含めて、それまでシーズンを通じて、ずっと使われ続けたことがなかったんですけど、去年は試合経験を積むことで、いろんなことが見えてきましたね。
2022年シーズンの小川のパフォーマンスは、まさに圧巻だった。ストライカーとして本来の実力をいかんなく発揮して、ダントツの26得点。シーズン終了後のアウォーズでは、「これぐらいはできると思っていた」と晴れやかな表情を見せる。その頼もしいコメントの真意とは?
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ゴール前にいる僕に、みんながボールを渡してくれて、点を取れたと思います。26ゴールという成功体験が、それまでの自分には欠けていたこと。実際に得点を重ねていって、チームメイトが僕を見てくれるようにもなって、それはやっぱり自信になりましたし、自分も“やれる”と確信できました。
だからといって満足したわけではなく、これから先もどんどん上を目ざしていきたいという気持ちにもなりました。
プレッシャーは、特になかったです。昇格するチームには、得点王になるような良いFWが前線にいるもの。シーズンが始まる前から、自分がそうなればいいなとは思っていました。
7試合ぐらいゴールから遠ざかる時もあって、周りから「点、取れてないね」「プレッシャーはどう?」とか言われましたけど、そこまで重圧はなかったです。それが、良い方向に転がったかもしれませんね。
もちろん、心のどこかに「やばいな」というのはありましたけど、それを強く持ちすぎても良くない。なんだろう……僕自身、より高いレベルにチャレンジしたいので、ここでプレッシャーを感じていては、上のレベルにいったらもっと厳しくなる、という考えが根底にはあるので。
アウォーズでの発言は、しゃべった通りです(笑)。毎年、20点以上は取りたいと思っていて、でも、去年までは、なかなか試合に出られない状況が続いていて。出してもらえれば、点は取れる。それはずっとありましたね。
